Jpeg XLとAVIF

darktable4.2は、jpegの拡張であるJpeg XLとAVIFをサポートしています。

 

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darktable が JPEG XL 画像を読み書きできるようになりました。

 

AVIF および EXR 形式のプロファイル サポートが改善されました。また、完全な準拠を要求しないことで、AVIF リーダーのサポートを緩和します。

 

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この拡張Jpegの問題は、カメラの買い替えに影響するので、検討しておきます。

 

1)Jpeg XL

 

JPEG XL は、超高解像度画像 (最大 1 テラピクセル)、コンポーネントあたり最大 32 ビット、最大 4099 コンポーネント (アルファ透明度を含む)、アニメーション画像の非可逆圧縮および可逆圧縮をサポートします。

 

当面は、ビット深度 (16ビット)で十分と思われます。

 

2021年に、試験的に、ChromeMozilla FirefoxMicrosoft Edgeは、Jpeg XLをサポートしています。

 

2022年12月10日に行われた変更「remove JPEG XL support (I20178fec) · Gerrit Code Review」で、Chromium M110におけるJPEG XL関連のソースコードが削除されました。これでGoogle Chromeが近い将来「JPEG XL」を正式対応する可能性は低くなりました。

 

つまり、chromeでは、Jpeg XLは使えなくなっています。

 

2)AVIF

 

2022年5月27日時点では、Mozilla Firefox 93以降、Google Chrome 85以降、Opera 71以降がAVIFに対応しています。また、Android12からAVIFに対応したことを受け、Android用のGoogle Chrome 101とFirefox 100でもAVIFを開けるようになりました。

 

3)HDRフォーマットの展開

 

Jpeg XLとAVIFは、jpegに対しては、HDRフォーマットになっているので、以下では、この2つをHDRフォーマットと呼びます。

 

この2種類以外のHDRフォーマットもありますが、以下では、特に断らない限り、HDRフォーマットで、この2種類を指すことにします。

 

HDRフォーマットが普及した場合に、考えられる影響は次の通りです。

 

(1)Lunux、Mac OSWindows等が、HDRフォーマットをサポートする。

(2)モニター(ディスプレイ)がHDRフォーマットをサポートする。

(3)カメラのRAWファイルは、HDRフォーマットに置き換えられる。

(4)紙の写真は、ダイナミックレンジが狭いので、なくなる。静止画は、液晶ディスプレイで鑑賞する。

(5)カラープリンターが売れなくなる。

4Kは、横4000画素×縦2000画素(約800万画素)です。

6Kは、横約6000画素×縦約3000画素(約1900万画素)です。

つまり、動画の画素数は2000万あれば十分です。

2000万以上の画素数が必要になるのは、プリンターが、ディザという原始的な補間アルゴリズムを使っているためです。いい加減に、アルゴリズムを改善して欲しいと思っていますが、そうすると高画素のカメラが売れなくなるためか、全く進歩がありません。液晶ディスプレイで鑑賞するのであれば、補間が不要なので、2000万画素で十分です。また、画面をスクロールさせて見る大きな写真は、マルチショットの合成で可能です。これには、ハイレゾ以外に、リモートセンシングのコンポジット画像など色々な種類があります。

(5)動画と静止画の区別が曖昧になり、静止画フレームの一部が動画、あるいは、逆が起こります。

(6)カメラとスマホタブレットは一体化します。

 

以上のように考えると、現在は、カメラの買い替えに適した時期ではありません。

プロのカメラマンは、毎日、最新の写真を売りますので、最新の機材を投入すると思いますが、機材の更新が、数年に一度程度のアマチュアの場合には、折角、最新にの機材を購入しても、HDRフォーマットが標準になると、古い機種は使いにくくくなります。

 

レンズ交換式カメラのマウントが変わるとそれまでのレンズも使えなくなるか、アダプターをつければ、かろうじて使えるが不便になります。

 

4)darkrabelのできること

 

darktable が JPEG XL 画像を読み書きできるようになりました。

 

この意味を補足しておきます。

 

darktableでは、HDR画像を編集することはできますが、モニターが8EVのため、トーンイコライザーなどのモジュールは、8EVを前提に作られています。

 

つまり現状は、非常に使いにくいです。

 

とはいえ、HDR対応のディスプレイが普及したときに、バージョンアップで容易に対応可能です。

 

現在、darktableには、3つのJPEG変換モジュールがあります。

 

(1)ベースカーブ

(2)フィルミックRGB

(3)シグモイド

 

(1)は、Lab色空間なので、8EVを越えると不具合が生じますが、(2)と(3)は、線形RGB色空間を使っていますので、16EVでも問題はありません。

 

つまり、HDR画像では、非推奨の(1)をつかう表示参照ワークフローは使えなくなりますが、推奨の(2)と(3)のシーン参照ワークフローをつかう場合には、問題はありません。



5)アドビの対応

 

HDR画像の編集について、アドビの対応は、HPによれば以下です。

 

コメントは2点です。

 

(1)Google Chrome で、Jpeg XLが、表示できるという情報は、古いと思われます。

 

(2)アドビは、製品が、HDR画像の編集に対応していない理由を示していませんが、その理由が、製品が、Lab色空間を基本としていることにある場合には、バージョンアップは、非常に大がかりになる可能性もあります。



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Photoshop と Camera Raw フィルターで開く

Camera Raw から PhotoshopHDR 写真を開くと、Photoshop ドキュメントは HDR カラースペースで自動的に 32 ビットの深度に設定されます。その後 Photoshop を使用して、写真を他の HDR コンテンツと合成できます。Photoshop 内の Camera Raw フィルターは、HDR 写真の編集もサポートしています。

PhotoshopHDR コンテンツを正しく表示するには、Photoshop の環境設定ダイアログで「テクノロジープレビュー」セクションに移動して、「HDR ディスプレイの詳細なカラーマネジメント」オプションを選択します。

注意:

現在、PhotoshopWindowsHDR ディスプレイをサポートしていません。



Lightroom

 

Lightroom は現在、HDR 出力機能を使用して Camera Raw で行う HDR 編集をサポートしていません。例えば、Camera Raw で以前に編集した HDR 写真を Lightroom を使用して読み込んだ場合、Lightroom では HDR コンテンツは表示されず、HDR 編集の処理もされません。 

 

注意:

現在、Lightroom では AVIF および JPEG XL 形式の写真の読み込みと書き出しはできません。

 

その他のアプリ

 

Google Chrome では、AVIF および JPEG XL 形式の写真と HDR 写真の適切な表示がサポートされています。 



注意:

ChromeJPEG XL をサポートするには現在、オプトインスイッチを有効にする必要があります。chrome://flags/#enable-jxl にアクセスして、「Enable JXL image format」のドロップダウンメニューから「Enabled」に変更して、Chrome を再起動します。その後、ChromeJPEG XL 写真を表示できるようになります。

 

これにより、HDR 写真を含む標準の web ギャラリーを作成できるようになります。Chrome バージョン 108 以降を使用することをお勧めします。

 

macOS システム上の他のアプリケーション(Finder、Preview および Safari など)は現在、AVIF または JPEG XL 写真の読み上げをサポートしていない場合があります。読み上げをサポートしている場合でも、HDR コンテンツの表示をサポートしていない場合もあります。WindowsAndroidiOS などの、他のプラットフォームのアプリでも同様です。

 

ワークフローの制限と推奨事項

 

HDR 写真のソフトウェアサポートには制限があります。現在、Camera Raw で HDR 出力機能を使用して HDR 写真を表示および編集し、これらの写真を Photoshop で開いて作業し、AVIF および JPEG XL 形式でディスクに保存して Google Chrome で表示することができます。

 

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6)まとめ

 

Jpeg XLは2017年にスタートしています。

 

Googleが、Jpeg XLから降りたことで、現在は、見通しがたてにくくなっています。筆者は、2025年頃までには、どれかのHDRフォーマットが、現在のJpegのような標準になっていると考えています。

 

引用文献

 

AVIFとは?特徴や注意点から変換できるアプリ・ツールまで紹介

https://www.sedesign.co.jp/blog/wat-is-avif

 

Squoosh (AVIF to Jpeg)

https://squoosh.app/



JPEG XL ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/JPEG_XL 

 

Google ChromeJPEG XLのコード削除-正式対応の可能性低まる  2022/12/13  techplus

https://www.youtube.com/user/s7habo/videos%209

 

JPEG XL support 2022/1/214 adobe support 

https://community.adobe.com/t5/photoshop-ecosystem-ideas/jpeg-xl-support/idc-p/13420863

 

Time for Next-Gen Codecs to Dethrone JPEG

https://cloudinary.com/blog/time_for_next_gen_codecs_to_dethrone_jpeg

 

JPEG XL as PSD transfer/storage alternative

https://www.reddit.com/r/photoshop/comments/kd42nx/jpeg_xl_as_psd_transferstorage_alternative/

HDR Output (Technology Preview) Dec 13, 2022

https://helpx.adobe.com/camera-raw/using/hdr-output.html

 

HDR 出力(テクノロジープレビュー)

https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/using/hdr-output.html

 

HDR settings in Windows

https://support.microsoft.com/en-au/windows/hdr-settings-in-windows-2d767185-38ec-7fdc-6f97-bbc6c5ef24e6#WindowsVersion=Windows_11