Wiki booksのDigital Photographyという本があります。
日付が入っていないのですが、高級コンデジとして、Canon PowerShot G9が取り上げられています。この機種は、2007年(平成19年) 9月の発売なので、今から14年位前と思われます。
つまり、スマホの写真が普及する直前のころです。
この本を読んで見ると、色々と発見があります。
例えば、Canon PowerShot G9のひとつ前の機種は、2006年(平成18年) 10月発売のCanon PowerShot G7です。Canon PowerShotがRAW形式をサポートしたのは、G9からで、 G7はRAWに対応していません。
NikonのコンデジCOOLPIX 8400(2004年10月 1日 発売)を使っていたことがあります。この機種は、PowerShotと異なり、RAWに対応していましたが、保存形式は、NEFでした。この形式は、darktabelはサポートしていません。また、印刷用には、Jpegだけでなく、TiFFでも保存できます。なので、RAWが使えたと喜ぶ訳にもいきません。
また、画像のダイナミックレンジは6EVと書かれていますので、今では考えられませんが、センサーの性能もあまり高くなかったと思われます。
次のような記述もあります。
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ほとんどのレンズで f/8 または f/11 を使用すると、詳細な画像が得られます。これを超えると、実際には回折のために画像が劣化するため、被写界深度を深くする必要がない限り、過度に絞り込まないでください
繰り返しになりますが、手動モードの簡単な解決策は、自動モード設定を使用してから手動に切り替え、同じ数のステップを上下に「クリック」して、新しい絞りと速度の設定を取得することです。
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許容できるISOの上限は、1600までになっています。
現在でも、2013年6月発売のオリンパスのEーPL6を使っていますが、大きな不満はありません。
デジカメの売り上げのピークは2010年頃です。その原因は、スマホに負けたことが俗説になっていますが、センサー性能を見れば、2000年から2010年の間の進歩と価格低下はすさまじく、2010年以降は、あまり、進歩していないように見えます。
MTFを見るとこの10年間のレンズ性能の伸びもすさまじく、最近は、余り、進歩していないように思えます。
Wiki booksは商売をするつもりがないので、いろいろと正直にダイレクトに書いてある部分があり、面白いです。
Wiki booksのDigital_Photography
https://en.wikibooks.org/wiki/Digital_Photography/Taking_Digital_Photos