ズームレンズの画角と撮影法(5)

丸ボケを入れてみます。

 

丸ボケは、次の条件で作れます。

(1)丸ボケになる光源を探し、背景になる画角を設定します。

 

(2)フレームに近景を入れ、焦点を近景に合わせます。

 

丸ボケの大きさは、フレームの中の被写体の大きさに比例します。

 

つまり、広角では、丸ボケの大きさは小さくなり、望遠では、丸ボケの大きさは大きくなります。ボケの効果を狙うのであれば、望遠側で撮影することが基本になります。

 

写真1は、45mmF6.3で撮影しています。

 

写真2 は、15mmF3.5で撮影しています。

 

写真1よりも、写真2の方が、丸ボケの丸の大きさが小さくなっています。

特殊な効果を狙わなければ、望遠側で撮影するでしょう。

 

写真1も写真2のフレームの中に、緑色のレンズのフレアが入っています。

 

写真1と写真2では、近景の葉があまり印象的ではありません。

 

写真3、写真4、写真5では、太陽光があたって半分透明になっている葉を近景に選びました。

 

写真1と写真2よりは、印象的なできになっています。

 

写真5では、太陽が一部入っていて、構図はこれがベストですが、葉が、変色していますので、失敗写真になりました。

 

植物の傷は、現像するまで気づかないことも多くあります。

 

 

 

写真145mmF6.3

 

写真2 15mmF3.5

 

 

写真3 45㎜F6.3

 

 

写真4 45㎜F6.3

 

 

写真5 45㎜F6.3