今回は、光源と丸ボケの関係のサンプルです。
ボケについて国内では、焦点がずれてにじんだようなボケを指すことが多いです。 その場合には、レンズのF値が大きく影響します。
一方、海外では、ボケは、丸ボケを指すことが多いです。
丸ボケの場合には、レンズのF値より、光源が大きく影響します。
今回は例を示します。
レンズが、F-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMです。
写真1の〇で囲んだ部分のツバキの葉が白く光っています。 これは、太陽光がツバキの葉にあたって、反射したものです。
写真2は、81㎜F7.1です。もうすこしF値を下げるべきでした。 これは、手が滑って、絞り優先モードのつもりが、シャッタ速度優先モードになってしまったためのエラーです。白い丸ボケが多数見えます。
写真3は、150㎜F6.3です。ここまで、望遠にするとF6.3ですが、丸ボケが多数見えます。丸のひとつが、ツバキの葉の1枚に、対応しています。
ボケの形が、フレームの端の棒で、丸でなくつぶれていますが、これは、レンズのひずみのためと思われます。
このように、よい丸ボケを得るには、光源を探すことが大切です。