パナライカの25mmとオリンパスのE-PL6

入門機のE-PL6に、パナライカの25㎜F1.4のレンズをつけて、C-AFモードで撮影すると、ボケた写真を乱発していました。

入門機のE-PL6に、オリンパスの25㎜F1.8のレンズをつけても、C-AFモードで撮影すると、ボケた写真を乱発していました。

上級機のOMD EM1 MarkIIに、パナライカの25㎜F1.4のレンズをつけて、S-AFモードで撮影すると、動く対象でも、焦点のあった写真は問題なく撮影できました。

そこで、今回は、入門機のE-PL6に、パナライカの25㎜F1.4のレンズをつけて、S-AFモードで撮影してみました。

撮影対象の犬は、鳥のように、速くはありませんが、動いていますが、それは承知の上で、S-AFを選んでいます。

焦点合わせの精度を目の部分に集中させるために、焦点合わせは、中央1点で、焦点合わせの範囲は、最小にしました。

結果は、拍子抜けする程、問題なく焦点が合いました。

焦点合わせの範囲は、中央1点ですから、対象が中央から、外れてしまうと、ピンとはボケます。

しかし、対称が中央に見ていれば、問題はありませんでした。

教訓:S-AFで焦点があって問題がなければ、C-AFは使うべきではありません。

もちろん、中央1点で焦点を合わせると、多くは、日の丸構図になります。

しかし、換算50㎜ですから、ストリートフォトの鉄則である換算85㎜にするには、トリミングすることになります。

つまり、構図の問題は、トリミング時に調整すると割り切れば、この方法で問題ありません。

ストリートフォトは、人物を写しますので、ポートレートの画角に近い、85㎜が、適しているのは理解できます。

一方、風景写真の場合には、広角を使うことが原則と思っていましたが、実際には、換算50-85mmを使う人もいます。

推測するとその理由は、違ったアングルが取れることにある気がしてきました。

広角で、同じ地点で撮影すると、選べるアングルは、右より、左より、中央の3つ程度です。

この場合、構図の選択幅が小さいです。絞りは、F8.0-F16でボケを狙わないのが基本ですから、ほとんど変更の余地はありません。

そうなると、写真に変化を与えるのは、光線だけになりますので、日の出、日没、または、雲による光線の変化をとらえるしかありません。

しかし、構図の幅が小さいと、いつ撮影しても、同じような写真になってしまうリスクがあります。

同一地点に立って、異なったアングルのちがった写真を撮影するには、画角が狭いと圧倒的に有利になります。

そう考えると、風景写真を換算50㎜で撮影することは、理にかなっています。

換算画角、50mmは、こうした点を考えると、万能と思います。