道の駅 常陸大宮~かわプラザ~
2016年3月に、できた茨城県内12番目の道の駅です。
なお、つくば市周辺では、道の駅よりは、JAの販売所が多いです。
第48回ストアフロントコンクールのグランプリを受賞しています。
ストアフロントコンクールは、次のようなものです。
1970年より40年以上にわたって開催している「ストアフロントコンクール」は、昭和フロントのアルミ建材を使用した応募作品の中から”よりよい街づくりに貢献する建物”をコンセプトに審査・表彰を行う施工コンクールです。
昭和フロントは6日、第48回ストアフロントコンクールの受賞作品を発表し、グランプリは茨城県常陸大宮市の国道118号線沿いにある「道の駅 常陸大宮~かわプラザ~」が受賞しました。協和コンサルタンツが設計し、株木建設・増子建設JVが施工しています。販売・加工は千代田興業水戸営業所が行っています。八木幸二審査委員長は「70mあまりの緩いカーブを描く長い屋根が特徴的だ。フロント材は巨大な空間を厳しい寒さ暑さから守る影の主役になっている」とコメントしています。
かわプラザは、一般公募で選んだ名称です。
このかわは、背後にある久慈川をさします。
久慈川の堤防に隣接していて、建物と堤防の間も公園になっていますが、そのことは、後で、気づいたので、写真をとっていません。
「 常陸大宮市道の駅基本計画(概要版)」によれば、諸元は以下です。
基本設計(実施設計前のデータ)
1.施設概要
建 設 地 常陸大宮市 岩崎地内
敷 地 面 積 40,184㎡(堤防用地を除く)
構 造 鉄骨造平屋一部2階建て(本館)
延べ床面積 本 館 1,747.49㎡ トイレ棟 221.30㎡
その他 1,156.88㎡ 合 計 3,125.67㎡
2.計画施設
休 憩 施 設 駐車場 小型車130台、大型車18台、身体障害者用3台、
電気自動車充電施設2台
トイレ 男子用(小:12、大:6)、女子用(大:16)、身体障害者用:1
情報発信施設 情報発信コーナー(休憩スペース含む)
地域連携施設 農産物直売施設・特産品販売施設、飲食施設(65席)、軽食コーナー(40席)、
加工施設、多目的室、調理室、イベント広場、農園・公園、親水広場
3.概算事業費 14億2千万円(平成26~27年度に施工する上記、計画施設の建設工事費)
写真1が、計画図面で、建物の後ろに、公園とヘリポートがあります・
写真2は、道の駅 常陸大宮~ かわプラザ~です。非常に大きな建物です。
なお、「道の駅常陸大宮オープンまでの経緯」に、計画、設計、出店などの資料がそろっていますので、都市計画のケーススタディとして、授業や演習に使うこともできそうです。
- 道の駅 常陸大宮~ かわプラザ~
https://www.michieki-hitachiomiya.jp/
-【ストアフロントコンクール】グランプリは「道の駅 常陸大宮~かわプラザ~」! 空間守る影の主役に 2017/11/23 建設通信新聞
https://www.kensetsunews.com/web-kan/69098
https://www.city.hitachiomiya.lg.jp/data/doc/1398819678_doc_1_3.pdf
- 道の駅常陸大宮オープンまでの経緯
https://www.city.hitachiomiya.lg.jp/page/dir004095.html
- 道の駅 常陸大宮 : かわプラザ : 茨城県常陸大宮市 設計・監理/協和コンサルタンツ 施工/株木・増子特定建設工事共同企業体 (特集 商業施設の計画と設計) 近代建築 70(12), 202-205, 2016-12 https://ci.nii.ac.jp/naid/40021033597