冬になって、紅葉の葉は、落ちてしまいました。
秋に撮影した紅葉の写真を見ていて、紅葉の赤色が気になりました。
そこで、lut3Dで、Fujiのフィルムシミュレーションを試してみました。
Fujiのフィルムシミュレーションは、HaldCUTにも、プリセットがありますが、ここでは、Sowerby氏のFuji XTrans III [3DL]を使っています。
最初に、Fujiのフィルムシミュレーションについて、説明します。
写真1が、サンプルファイルです。左上に、トーンイコライザーのマウスが残っていました。
写真2が、プロビアのフィルムシミュレーションです。
写真3が、ベルビアのフィルムシミュレーションです。
このように、Fujiのフィルムシミュレーションでは、青が強調されることが多く、ベルビアでは、特に、その傾向が顕著です。
このように、Fujiのフィルムシミュレーションは、青がきれいになるというイメージが強くあったので、今まで、紅葉で、試してみませんでした。
写真4が、紅葉のサンプル画像です。
写真5は、プロビアのフィルムシミュレーションです。
ヒストグラムを見ると、赤が右に伸びています。
全体の色のコントラストが強くなり、赤が強調されています。
写真6は、左半分が、元の画像で、右半分が、プレビアのフィルムシミュレーションです。
写真7は、ベルビアのフィルムシミュレーションです。
ベルビアでは、色のコントラストは、プロビアほど、はっきりしていませんが、赤は鮮やかです。
写真8は、左半分が、元の画像で、右半分が、ベルビアのフィルムシミュレーションです。
ベルビアのフィルムシミュレーションは、紅葉の赤だけでなく、背景との色のコントラストもはっきりしています。
写真9は、左半分が、プロビアのフィルムシミュレーションで、右半分が、ベルビアのフィルムシミュレーションです。
赤の鮮やかさは、右半分のベルビアのフィルムシミュレーションが強いですが、色のコントラストは、左半分が、プロビアのフィルムシミュレーションの方が、はっきりしています。
写真10と写真11は、アステアのプリセットです。
まとめます。
Fujiのフィルムシミュレーションは、青が強調されることが多いですが、紅葉に適用すると紅葉の赤が強調され、効果があります。
- Stuart Sowerby Fuji Film Simulation Profiles