カラーマッピングは、2枚の画像の間に、変換テーブルを作成して、色変換を行う手法です。
2枚の画像は、ソースとターゲットになり、ターゲット画像の色合いをソース画像の色合いに近づける手法と考えられます。
変換テーブルの大きさによって、再現される色合いは大きく変化します。
ここで、ソース画像に、赤や黄色の紅葉の画像を使えば、ターゲット画像を秋色に変換できることになります。
マニュアルによる操作手順は以下です。
1)ソース画像をダークテーブルで、開いて、カラーマッピング・モジュールを開く。
2)acquire as sourceをクリックして、ソースのカラーマッピングテーブルを取得する。
3)ターゲット画像をダークテーブルで、開いて、カラーマッピング・モジュールを開く。
4)リセットタブをクリックして、先に作って、ソースのカラーマッピングテーブルをコピーする。
5)acquire as targetをクリックして、ターゲットのカラーマッピングテーブルを取得する。同時に、カラーマッピングが実行される。
ところで、windows版のdarktableでは、4)が上手く機能しません。
そこで、2)の後で、カラーマッピングテーブルに名前をつけて、プリセットとして保存します。
そして、4)のところで、リセットタブは使わずに、プリセットを読み込みます。
こうすれば、問題なく、動作します。
写真1では、次を行っています。
1)ソース画像をダークテーブルで、開いて、カラーマッピング・モジュールを開く。
2)acquire as sourceをクリックして、ソースのカラーマッピングテーブルを取得する。
写真2では、ソースのカラーマッピングテーブルをプリセットとして、名前をつけて保存しています。
写真3では、次を行っています。
3)ターゲット画像をダークテーブルで、開いて、カラーマッピング・モジュールを開く。
写真4では、プリセットを呼び出して、ソースのカラーマッピングテーブルを読み込んでいます。
写真5では、次を行っています。
5)acquire as targetをクリックして、ターゲットのカラーマッピングテーブルを取得する。同時に、カラーマッピングが実行される。
手順は、以上です。後の2枚の写真は、実行例です。
写真6は、同じ銀杏の木で、紅葉が変化する間に2回撮影した画像をつかって、最初の葉の青い銀杏の色を、変更してみました。左が変更前、右が変更後です。
写真7は、こんなこともできるというサンプルです。左が変更前、右が変更後です。