いつもは、犬の撮影に、換算50mmF1.4のレンズを主に使っています。
今回は、前回のサンプルにキャノンのKissMとニコンのD5300に、単焦点レンズを付けた作例を追加した、改訂版です。
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キャノンのKissM(asp-c)と32mmF1.4のレンズの場合、総重量は、631gです。
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キャノンのKissM(asp-c)と32mmF1.4のレンズの場合、総重量は、517gです。
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ニコンD5300(asp-c)とVoigtlander Nokton58㎜F1.4(換算87mm)のレンズの場合、総重量は881gです。
1.2.3.より重くなると、チワワの撮影が困難になります。
4.5.は、カメラを低く構えると、ファインダーが使えないので、ライブビューモードを使わない限り、フレームを決められなくなります。
5.のVoigtlander Noktonは、オートフォーカスに対応していないので、マニュアルフォーカスが必要で、更に困難になります。
入門カメラ用に、単焦点レンズは、ズームレンズより、良く写るという体験をしてもらうために、マーカーは、2.と3.と4.のレンズを、作っています。2.のF1.4は少し、高級路線で、3.のEF-M 22mm F2 STMは、F1.4 のレンズの半額くらいです。
3.のレンズは、パンケーキレンズと呼ばれるものです。
1.のm4/3のカメラにも、1.のF1.4のレンズの半額くらいで、F2.0のパンケーキレンズが出ています。
F1.4では、晴天時の日向では、普及機のシャッタースピード上限の4000分の1秒では、露光過多になってしまいます。
F1.8か、F2.0 では、この問題がないので、初心者に使いやすいです。さらに、価格を安く設定できます。そこで、F1.8か、F2.0 のレンズに人気があります。
写真1、2、3は、前回と同じ写真(写真番号は変更)です。
写真1が、1.の機材です。
写真2と3が、2.の機材です。
写真4が、3.の機材です。
写真5と6が、4.の機材です。
写真7と8が、5.の機材です。
この中で、苦手は、写真4の3.の機材(EF-M 22mm F2 STM)です。
たとえば、写真4の犬の耳を部分をみればわかりますが、毛の1本1本がわかりません。画像も荒れているようにみえます。このレンズは、軽い、安い、良く写るということで、評価の高いレンズです。
このレンズのプロのカメラマンの作例を見ると、よく写っています。大概は、F2.0で、ボケを作っています。
しかし、筆者の経験では、このレンズでは、はっとするような写真がとれたことはありませんので、苦手なレンズになります。おそらく、筆者の腕が悪いのが、原因とおもいます。
でも、下手でも、F1.4のレンズであれば、失敗なく写ります。
写真5と6の4.の機材(35mmF1.8)も、良く写っています。ズームレンズよりは上だとおもいます。
それでも、写真7と8の5.の機材と比べると、何か華がないように感じます。
写真7は、マニュアルフォーカスで、明らかにピントがあっていません。今回は、レンズの比較ということで、犬をマニュアルフォーカスで撮影しましたが、普段は、オートフォーカスできないレンズで、動きまわるペットを撮影することはないと思われます。
それでも、写真8をみると、このレンズには、華があるように思われます。
ポートレートの写真では、ボケも重要ですが、何よりも線が柔らかく写ることが、ポイントと考えます。
基本には、F値が小さくなると線が、柔らかくなります。
しかし、同じF値でも、レンズのメーカーによって表現は、随分と異なります。
なお、今回は、画像を柔らかくするために、darkatabelでは、ローカルコントラストは使っていません。
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