ガーデンレストラン（ひたちなか海浜公園・ひたちなか市）～つくば市とその周辺の風景写真案内（５７６）

ひたちなか海浜公園には、古民家だけでなく、独創的な建物あります。

今回は、ガーデンレストランを紹介します。

ガーデンレストランは、公園内で軽食のできる場所です。最初に見た時には、普通の食堂の建築と思いました。

しかし、よく見ると随分かわった大きな建物です。

写真１は、ガーデンレストランの正面です。このように、一見すると普通の平屋の食堂に見えます。

前に、パラソルが見えているのは、テラス席のテーブルに、併設されたパラソルです。

写真１の中央に木がありますが、その右側の屋根は、ガラスになっています。

写真２は、そのガラスの部分で、吹きぬけのテラス席になっています。

写真３は、写真１の反対側で、ここにも、パラソル付きのテラス席があります。

写真４は、サイクルセンターです。

ガーデンレストランは、1995年に建設されていますが、2005年に増築されています。増築部分は、サイクルセンターと思われます。

どうして、サイクルセンターを別棟にしなかったのかは、よくわかりません。

ガーデンレストランを含むプレジャーガーデンエリアは、PFIによって、2019年から、2040年までの20年間、サンライズパークグループ（常陸サンライズパーク）が、改修・設置・管理運営事業を請け負っています。

株式会社常陸サンライズパークは、泉陽グループを中心に公園緑地管理財団、茨城県開発公社、東日本旅客鉄道や地元著名企業の参加のもと第3セクター方式により「国営ひたち海浜公園」内のプレジャーガーデンを経営するために設立されています。現在は、常陸サンライズパークは、泉陽グループを中心として東日本旅客鉄道・茨城交通・常陽銀行・IHS（茨城ホテルソリューションズ）といった地元有力企業の協力をうけた、民間会社になっています。

プレジャーガーデンエリアの改修・設置・管理運営事業には、常陸サンライズパークを代表企業、泉陽興業と山田商会を構成企業とするサンライズパークグループが選定されています。

PFIも、事業主体が、これだけ主体が変化すると、透明性の確保が気になります。

とはいえ、公園の維持管理費の削減は、大問題です。

群馬県の「県有施設のあり方見直し最終報告」をみると、人口減少と、余暇の過ごし方の変化で、施設利用者が減って、赤字になり、存続の見直しを検討されている施設の実態がわかります。

ちなみに、群馬県の施設で、ひたなか海浜公園に、近い性格の施設は、ぐんまフラワーパークです。

いばらきフラワーパークと比較すると次のようになります。

表１　利用者の推移

　ひたちなか海浜公園　　ぐんまフラワーパーク　いばらきフラワーパーク

1992 　717千人　　　　　891千人　　　　　　 370千人（ピーク）

2018 　2,295千人　　　　 240千人　　　　　　　 170千人

2019　2,290千人