極上の焼き芋の焼き方(84)羊羹焼き芋の仕上げ工程の見直し(2)

今回は、焼き芋Bと焼き芋Cの比較です。

 

焼き芋の定義は、繰り返すと、以下です。

 

2度加熱と保温の後で、140度30分で、水分を飛ばした焼き芋をAとします。

Bは、Aに170度10分の加熱をして、更に、水分を飛ばした焼き芋です。

Cは、Aに170度20分の加熱をして、更に、水分を飛ばした焼き芋です。

 

まず、アルミホイルの再利用では、170度10分の加熱で、麦芽糖糖蜜の水分が飛んで、焼き芋が、アルミホイルに、張り付いてしまいます。これ以上の加熱は無理です。

そこで、今回は、クッキングシートをつかいます。

写真1では、クッキングシートの上に、焼き芋Bを載せています。

この状態です。さらに、170度10分加熱して、焼き芋を作ります。

写真2が、焼き芋Bと焼き芋Cの外観の比較です。

上の焼き芋Cでは、焼き芋の表面の麦芽糖が固まって、飴のような状態になっています。

写真3が、焼き芋Bと焼き芋Cの断面の比較です。

右の焼き芋Cの方が、左の焼き芋Bよりも、水分が飛んでいます。

また、170度10分の追加加熱によって、繊維質が更にくずれています。

食味の結果は、焼き芋Cが、焼き芋Bよりも、甘かったです。

焼き芋Cでも、焦げた匂いはありませんでした。

 

f:id:computer_philosopher:20211025171123j:plain

写真1 焼き芋Bの加熱方法

 

f:id:computer_philosopher:20211025171148j:plain

写真2 焼き芋B(下)と焼き芋C(上)

 

f:id:computer_philosopher:20211025171206j:plain

写真3 焼き芋B(左)と焼き芋C(右)