ペットのノスタルジックな写真

最初は、Novel Daysの「メルシーおばさんの日記」

https://novel.daysneo.com/works/053ade00702e310bc4faa8f7c1e18f7a.html

第79話 メルシーおばさんのピアニスト 2021/08/15

https://novel.daysneo.com/works/episode/a5ee01f66e1ec7f644e3ce355bdf876b.html

の写真を撮影した時のメモです。

最初に3枚の写真の撮影条件を示します。

写真1 F2.0、1/320sec、ISO400、(オリンパスPL-6 ZUIKIO 25㎜F1.8)

写真2 F2.8 、1/80sec、ISO200、34mm(オリンパスEM1MKII、ZIIKO 12-40mmF2.8 PRO)

写真3 F1.4 、1/500sec、ISO400、(オリンパスPL-6 Leica 25㎜1.4)

写真1から3をみていただくとわかりますように、写真の映りの6、7、割はレンズできまります。

最近はセンサーの性能アップの速度がおちていますから、本体を買い替えるよりは、レンズを追加する方が、写真を変えるには効果があります。

写真1は、単焦点ですが、ひたすらソフトにうつるレンズです。写真3と比べると、たとえば、犬のひげの部分ですら、ソフトに写っています。カメラは、入門機ですが、特に問題はありません。

写真2は、EM1MKIIに、ついていたキットレンズです。キットですが、PROレンズです。旅行などで、撮り直しが、効かない場合、この組み合わせで、それなりに、写らなければ、諦めるために購入しました。8割くらいは、その目的に応じています。ここでも、それなりに、よく写っています。解像度もあります。

だからといって、可愛く写っているとは言えない点が、写真の難しいところです。

写真3も、単焦点レンズです。写真1に比べて、こちらには、解像度があります。F1.4なので、シャッタースピードを稼げる点が有利です。ペットを撮影するには、写真1か、写真3の機材を主に使っています。ただし、写真1の機材で、風景を撮影すると、ほとんど、水彩画のような表現になるので、屋外で、撮影する場合には、写真3の機材を使うことが多いです。

写真3の機材は、40㎜(換算80㎜)で、撮影できます。少しトリミングすれば、90㎜から100mmになりますので、ポートレート画角をカバーできます。写真2では、34㎜(換算68mm)でつかっています。人物の場合には、ポーズをとってもらえますので、望遠側でも使えますが、ペットは動き回るので、望遠側、ぎりぎりで使うことは、難しいです。

つぎは、ノスタルジック効果を検討しました。

写真4は、写真1を編集してみました。丸い窓をつけて、周囲をセピア色に加工してみました。ノスタルジックに仕上げることが目的です。しかし、ベクトルスコープを見ると、色の成分がほとんどありません。

写真5は、写真1にベクトルスコープをくわえています。ここでは、色の成分がみえます。つまり、写真1は、周辺には、色があるが、中央はモノクロに近いことがわかります。これでは、ドーナツ型に色の効果をつけても、効果が出ません。

そこで、写真6は、前提をモノクロにしてみました。

写真7では、ドーナツ型のマスクを設定して、周囲をぼかしています。ここでは、softenモジュールをつかっていますが、ベグネットモジュールをつかう方法もあります。写真7で、若干ノスタルジックになったと思います。

 

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写真1

 

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写真2

 

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写真3

 

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写真4

 

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写真5

 

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写真6

 

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写真7

 

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