万博記念公園駅
つくば市内にある駅舎で、建築としてのデザインが、一番優れているのは、伊藤邦衛の設計したさくら交通公園管理棟です。しかし、これは、公園内にあり、鉄道はありません。
つくばエクスプレスの駅で、つくば市内にあるものは以下の4駅です。
つくば駅は、地下鉄のような地下駅で、駅舎はありません。
つくば駅の設計は、「アールビー都市建築設計+エルティディ」です。
つくば駅を除く、3つの駅は、「交建設計」が設計しています。「交建設計」は、駅舎の設計が、専門で、つくばエクスプレスでは、秋葉原駅も設計しています。
つくばエクスプレスの開業は2005年8月24日で、駅舎はすべて、2005年の竣工です。
駅舎は、ホームと一体型の場合と、ホームと分離型の場合があります。つくばエクスプレスの駅舎は、ホームと一体型が多く、細長い駅舎が多く、写真撮影で、全景を入れることは、困難です。
写真1が、万博記念公園駅ですが、駅舎の手前がフレームから、切れています。つくばエクスプレスの線路は、高架か、地下になりますが、ここは、高架です。駅舎は、実用的な範囲で、コストをあまりかけずに、手堅くまとめたデザインです。
このデザインに、不満な点は、次の2つです。
第1は、「 交建設計」のHPを見るとデザインのコンセプトがかかれていて、写真1のロータリー側と、反対側から見た駅舎の写真がのっています。しかし、その写真は、2005年のもので、現在は、周辺にビルが建って、景観がかわっています。つまり、設計時に意図した景観とは、異なっています。ロータリーと反対側の景観は、「未来を視る ~つくば市とその周辺の風景写真案内(524)」でも、見られますが、要するに、分断されています。設計時に、こうした点を配慮したとは思えません。将来の変化なので、完全に配慮はできませんが、もう少し、工夫できないかという気もします。
駅舎に関連して、過去に、次のような記事を書いています。
2021/05/24
2020/12/25
2020/05/08
2020/05/07
2021/01/08
https://www.koken-archi.co.jp/works/station/w002038/
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