軽井沢ショー記念礼拝堂(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(508)

軽井沢ショー記念礼拝堂(長野県軽井沢町

カナダ生まれの聖公会宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーによって建設された軽井沢最古の教会です。建物の原形1895年(明治28年)に建築され、1922年(大正11年)までに現在の形に増改築されています。礼拝堂の前にはショーの胸像と記念碑が建っています。

隣接してショーハウス記念館がありますが、今回は撮影していないので、別の機会に紹介します。

写真1は、斜めのアングルです。

写真2は、正面のアングルです。

写真3は、エントランスから中を見ています。

建物の構造は、切妻造の妻入りです。教会の場合には、切妻の上に、十字架が置かれることが多いのですが、ここでは、切妻を2段にして、妻入りの入り口の上の壁面に、十字架が置かれています。

最近の教会建築では、建物はほぼ、直方体で、壁面に十字架を置く場合もありますが、これは、コストを考えた設計と思われます。

軽井沢最古の教会ということで、日本の伝統建築との折衷がはかられたのでしょうか。

日本最古の西洋建築は、1863年に建築が始まった旧グラバー住宅です。このころから、擬洋風建築(ぎようふうけんちく)が流行します。しかし、1895年の軽井沢は田舎だったので、こうした流行とは、別の世界だったと思われます。

1911年(明治44年)に、旧軽井沢郵便局舎が建てられ、1933年にレーモンドが、夏の家を建てるまでには、まだ、時間があります。

 

夏の家(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(284)   2021/01/12

明治四十四年館(1)(タリアセン)(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(490) 2021/08/07

 

f:id:computer_philosopher:20210824233326j:plain

写真1 軽井沢ショー記念礼拝堂

f:id:computer_philosopher:20210824233346j:plain

写真2 軽井沢ショー記念礼拝堂

 

 

f:id:computer_philosopher:20210824233406j:plain

写真3 軽井沢ショー記念礼拝堂

 前の記事

軽井沢聖パウロカトリック教会(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(507) 2021/08/24

次の記事

白糸の滝(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(509) 2021/08/26