軽井沢聖パウロカトリック教会(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(507)

軽井沢聖パウロカトリック教会(長野県軽井沢町

旧軽井沢銀座の近くにある教会です。建築面積は、168.3平方メートルです。

英国人のレオ・ウォード神父(Leo Paul Ward 、1896-1942)は、1933年(昭和8年)2月に来日します。一方、米国のフランク・ロイド・ライト事務所の所員として来日したアントニン・レーモンドは、1年ほどで独立し、日本で設計事務所を開き活動していましたが、自身の仕事場兼別荘として軽井沢に「夏の家」を1933年(昭和8年)に完成させます。レーモンドに誘われて初めて軽井沢を訪問したウォード神父は,軽井沢ホテルのラウンジでミサをあげます。ミサを繰り返すたびに、参加者が増加することに驚いた、ウォード神父は、夏の間のみ開かれる小聖堂を建てることを決意します。レオ・ウォード神父は、レーモンドの「夏の家」を訪れ、構造の杉丸太を隠さず現わしたデザインに共感して、教会の設計を依頼します。ウォード神父は、軽井沢ホテルに滞在し,日光東照宮をたてた宮大工を呼んで,約6ヶ月をかけて1935年(昭和10年)に聖堂を完成させます。費用のほとんどをウォード神父が負担し、軽井沢ホテルはウォード神父のホテル代を請求しなかったといわれています。

夏の家は、タリアセンに移設されていて、既に紹介しています。

 

夏の家(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(284) 2021/01/12

 

写真1と写真3が、入り口の道路側からみた軽井沢聖パウロカトリック教会です。

写真2は、写真1,写真3とは反対側から見た軽井沢聖パウロカトリック教会です。

 

夏の家と同じように、軽井沢聖パウロカトリック教会のデザインは、古さを感じさせません。

最近設計された建築としても、十分通用すると思われます。

これは、フランク・ロイド・ライトの影響かもしれません。

 

  • 住居の会 「夏の軽井沢」見学会報告 2018/08/04

https://jyukyo.net/news/info/3971/

 

 

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写真1 軽井沢聖パウロカトリック教会

 

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写真2 軽井沢聖パウロカトリック教会

 

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写真3 軽井沢聖パウロカトリック教会

 

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