雲場池(長野県軽井沢町)
無名の街区公園の紹介がつづいたので、今回は、知名度の高い施設の写真を紹介します。
雲場池(くもばいけ)は、長野県北佐久郡軽井沢町の六本辻近くにある池です。地元では「おみずばた」と呼ばれ、「スワンレイク」という愛称も持っています。
大正時代に、周辺の別荘地開発のときに、貿易商野澤組の野澤源次郎(1864年:元治元年~1955年:昭和30年)がホテル鹿島の森の敷地内の、湧水「御膳水」を源とする雲場川をせき止めて造った人造湖です。
野澤組は、1869年創業の貿易会社で、初代が、野澤卯之吉、2代が野澤源次郎です。
1925年11月、東京の野澤源次郎氏は雲場池一帯の高原を買収して開発の斧を入れて軽井沢の別荘地の開発を始めます。つまり、雲場池は、軽井沢の別荘地の発祥の地でもあります。
周辺1km の散策道があります。入り口は、南の端になります。
写真1は、南の入り口を入ったところの風景です。ここが、下流端になります。
写真2は、雲場池と周辺の別荘です。
写真3は、写真2の画像に、KritaでG’MICのLocal Processingフィルターをかけています。画像は、よりソフトになり、絵画風です。
写真4は、雲場池の上流の部分です。木が、水面にきれいに反射しています。
雲場池のベストシーズンは、紅葉と新緑と言われますが、夏でも、それなりに、きれいな風景です。
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軽井沢別荘地開拓史の刊行 2018/09/03 野澤組
https://www.nosawa.co.jp/news/archives/2018/09/post-13.html
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