このブログでは、darktableの新機能が出るたびに、解説記事を書いています。
darktableは非常に優れたソフトだと思いますが、日本語の解説はありませんし、画像や色彩の知識なしに、だれでも簡単に使えるソフトではありません。
誰でも、簡単に、努力しなくともできるようになるという点がベストセラーの条件で、例えば、「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」というベストセラーに対して、石戸諭氏は苦言をていしています。
写真についても、同じで、性能のよいカメラや、RAW現像ソフトを使えばだれでも、良い写真が取れますというトンデモ宣伝がまかりとおっています。写真は、メッセージなので、カメラや現像ソフト以前に、主題と主題を通して何を伝えたいかが明確になっていないと、理解可能な写真になりません。観光地にいって自撮りをすれば、そこに行ったという証拠写真は残りますが、その写真を見た人が、登場人物が、そこに行って何に感動したかを伝えることはできません。カメラ内現像ではなく、RAW現像をするのは、その方が、伝えたい内容が明確になるからで、伝えたい内容がなければ、どこを強調した現像にするかを決められません。
さて、前書きが長くなりましたが、今回の課題は、ブログの解説記事の整理の仕方です。
写真1は、Typora(マークダウン・エディタ)で書いている記事の画面です。
通常は、これを、はてなにコピペして、記事を作っています。写真だけは、手で張り込んでいます。
写真2は、Typoraの記事を、Googleドキュメントにコピペした場合です。ここでも、見出しの大きさなどの文章の構造もコピーされています。
写真3は、同じ内容を小説投稿サイトのNovel Daysに張り込んだものです。文章の構造はすべて失われます。Novel Daysには、マークダウンの文章の構造に相当する概念はありませんが、太字は、サポートされています。ちなみに、小説投稿サイトでは、太字すら、サポートされていない場合が多いです。そこで、見出しを、太字にマニュアルで指定しています。しかし、ご覧のように読むに堪えません。
つまり、小説投稿サイトに、darktableの記事を掲載する場合には、文字部分も含めて、全て画像データとして、アップしないといけません。これは、手間を考えると非現実的です。
そこで、当面の対策としては、連載記事をまとめて1本の「まとめ」記事にして、まとめ記事のリンクをならべて、対応してみます。実際に試してみた結果、記事が大きくなると、保存に時間がかかります。また、はてなブログは、ブログの総量規制はありませんが、月ごとに使える容量の上限があります。ですから、すこしずつ進めることになると思われます。
https://www.newsweekjapan.jp/ishido/2021/08/post-17.php
前の記事
次の記事