鷲穴用水(タリアセン)(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(492)

鷲穴用水(タリアセン)(長野県軽井沢町

タリアセンの歴史を語るうえで、江戸時代に作られた「鷲穴用水」(わしあなようすい)ははずせません。

1961年に、「鷲穴用水」から水を引き込み、中の島を有するアイススケート場用の人造湖「塩沢湖」が造成されます。1971年には湖周辺が整備され「塩沢遊園」が開園します。その後レジャー施設が造られ、1983年に「塩沢湖レイクランド」に改称します。1986年のリニューアルを経て施設を拡充し、1996年に総合レクリエーション施設「軽井沢タリアセン」となっています。

コメの過剰生産と減反が問題になったのは、1971年ころなので、1961年当時は、農業が終わったあとの冬の水をつかって、スケートリンクを作ったのが始まりと思われます。その減反政策と別荘地の造成で、水田が使われなくなり、夏季の水も、タリアセンで使われるようになったと思われます。

写真1は、タリアセンの案内板です。写真1のように、ここには、鷲穴用水の表示はありません。鷲穴用水は、筆者が写真に書き込んだ赤い矢印の隣に見える水路です。案内版には、表示はありませんが、タリアセンで、配布している園内案内のパンフレットには、この部分が、鷲穴用水であると明示されています。

写真2は、赤い矢印の先端当たりから、水路の上流方向を見たものですが、水路がどこにあるのかわかりません。

写真3は、写真1の案内版の「現在地」の表示の左の部分の水路です。この部分では、かろうじて水面が確認できます。

塩沢湖の大きさからすると流入量は、少なく思われます。都市部であれば、富栄養化の問題が起こるレベルと思いますが、それが少ないのは、流入水に含まれる栄養塩類の量が少ないためと思われます。

 

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写真1 タリアセン案内板(一部)

 

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写真2 鷲穴用水

 

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 写真3 鷲穴用水

 

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