土浦聖バルナバ教会(土浦市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(467)

土浦聖バルナバ教会(土浦市

土浦聖バルナバ教会は、土浦小学校とたまき通りを挟んで、反対側にあります。

「歴史の小径整備事業」の地図を見ると、たまき通りを挟んで土浦小学校の反対側には、日蓮宗本妙寺があります。この寺院は現在ものこっていますが、たまき通り沿いに、本妙寺本院、土浦聖バルナバ教会、本妙寺分院と不思議な配列になっています。

今昔マップon the webの「明治期迅速即図」明治期には、たまき通り沿いには、寺院も教会もなかったことがわかります。神竜寺はもちろん、現在の位置にあります。「歴史の小径整備事業」の地図は、明治期より新しいようです。

「近代建築さんぽ」と「茨城の20世紀遺産」を見ると、この教会の建築データは以下です。

「茨城の20世紀遺産」には、尖塔のヴォーリズのスケッチが載っていて、確かに似ています。


竣 工:1930年(昭和5年)8月3日 設 計:佐藤組建築事務所 佐藤吉三郎

礼拝堂建設については、明治45年(1912年)にはW・M・ヴォーリズに設計を依頼しているが、予算の関係もあり、この設計は採用されなかった。尖塔にはヴォーリズの設計の雰囲気が見られる。茨城県南地域最初の鉄筋コンクリート造建造物と伝えられる。


土浦聖バルナバ教会は、英国国教会が始まりの聖公会に属しています。教会のHPによると以下のようです。


1902年土浦の地に最初の講義所が設けられた。当時は水戸在住のR・W・アンデルス司祭により伝道が行われていたが、定住者の必要性を感じ、同年6月三須彦良氏を定住させた。現在の礼拝堂は1930年ライフスナイダー主教によって聖別された。2001年宣教100周年の時を迎え、礼拝堂の改修工事を行った。


写真1と写真2は、土浦小学校前のたまき通り沿いの歩道から撮影した教会です。改修されたとはいえ、とでも80年たったとはおもえません。

写真3は、ステンドグラスです。「近代建築さんぽ」と「茨城の20世紀遺産」でもこのステンドグラスがのっています。非常に小さなステンドグラスですが、ここを訪れた人を引きつけるようです。 

なお、ヴォーリズの設計した建築は、「睡鳩荘」を既に紹介しています。

睡鳩荘(長野県軽井沢町)~つくば市とその周辺の風景写真案内(283) 2021/01/11

 

http://nskk-kitakanto.org/facilities/tsuchiura-christ.html

http://modernarchitecturesanpo.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%81%96%E5%85%AC%E4%BC%9A%E5%9C%9F%E6%B5%A6%E8%81%96%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%90%E6%95%99%E4%BC%9A/

http://www.asahi-business.com/20th-century/23-parunaba.html

今昔マップon the web

https://www.shiseki-chikei.com/%E5%B9%95%E6%9C%AB%E4%B8%89%E7%99%BE%E8%97%A9-%E5%9F%8E-%E9%99%A3%E5%B1%8B/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AE%E8%AB%B8%E8%97%A9/%E5%9C%9F%E6%B5%A6%E8%97%A9-%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E7%9C%8C/

 

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写真1 土浦聖バルナバ教会

 

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写真2 土浦聖バルナバ教会

 

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写真3 土浦聖バルナバ教会

 

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