darktableのプリセットとスタイルファイル(4)

スタイルファイルとプリセットの関係を整理しておきます。

スタイルファイルと、プリセットのパターンは、次の3つです。

図1は、スタイルファイルが、モジュールのセットで構成されいるが、プリセットは設定されていない場合です。

図2は、スタイルファイルが、モジュールのセットで構成され、各モジュールには、プリセットが設定されている場合です。

図3は、スタイルファイルが、モジュールのセットで構成され、各モジュールには、複数のプリセットが設定されている場合です。

スタイルファイルの各モジュールで、利用可能なプリセットは1つだけですから、これは一見すると不合理に見えます。

しかし、複数のスタイルファイルをグループで作成する場合には、ありうるパターンです。

写真1は、ベルビアのフィルムシミュレーションのスタイルファイルです。

darktableフランスの次のファイルの一部です。

https://darktable.fr/download/Fuji_XTrans_III_dtstyles.zip

左は、スタイルなし、右は、スタイルありです。

写真2は、ベルビアのスタイルファイルを読み込んだあとの、カラールックアップテーブルモジュールのプリセットです。ここでは、複数のプリセットが確認できます。

なお、いったん、スタイルファイルを読み込むと、デフォルトでは、添付のプリセットは、保存されます。

再起動後、スタイルファイルをもう一度読み込む必要はありません。

写真3は、プリセットファイルの作り方です。ハンバーガーアイコンを選べば、簡単にプリセットが保存できます。

 

 

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 図1 パターン1

 

 

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図2 パターン2

 

 

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図3  パターン3

 

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写真1 フジフィルムベルビアのシミュレーション(左:スタイルなし、右:スタイルあり)

 

 

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写真2 カラールックアップテーブルのプリセット(フジフィルムのシミュレーション)

 

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写真3 プリセットの保存