北条五輪塔(伝 多気太郎義幹墓)~つくば市とその周辺の風景写真案内(433)

北条五輪塔(伝 多気太郎義幹墓)

石の五輪塔というのは、オリンピックのように輪が5つあるわけではありません。Wikiによれば、次のようのになっています。


教理の上では、方形の地輪、円形の水輪、三角の火輪、半月型の風輪、団形の空輪からなり、仏教で言う地水火風空の五大を表すものとする。石造では平安後期以来日本石塔の主流として流行した。五輪塔の形式は、石造では、下から、地輪は方形(六面体)、水輪は球形、火輪は宝形(ほうぎょう)屋根型、風輪は半球形、空輪は宝珠型によって表される。


つまり、下から、四角、丸、三角、半月、丸の石が積み重なっているようです。

北条地区に、鎌倉時代中期の花崗岩でできた高さ 188cmの五輪塔があります。

銘文はないので、詳細は不明ですが、「伝 多気太郎義幹墓」ということになっています。

この辺りは、多気という住所でもあります。

多気太郎義幹は、多気城を作ったことになっていますが、最終的な遺構は、戦国時代のもので、多気太郎義幹の時代のものではないようです。多気城の中に、お墓があるのが自然と思いますが、増築に伴って移転したのかもしれません。

多気城は、同名の城が、下野国にもあります。

多気城がお好きな人が、現地調査したHPもありますが、現在は、山は私有地で、立ち入れないそうです。

北条五輪塔は、Googleマップにはのっていません。訪問したい人には、「つくばよりみちマップ」を薦めます。

写真1が、北条五輪塔の解説です。

無量院裏の池と裏堀用水の関係があいまいに書かれています。この2つは別ものです。

裏堀用水は、流量が2m3/sあり、ため池では水源は不足です。裏堀用水の水源は桜川です。

写真2が、北条五輪塔です。石は。経年変化に強いので、古いものが残りますが、ピラミッドのように、よぼどサイズが大きくないと、感動するのは難しいかもしれません。

 

 

http://www.tsukuba-hojo.jp/

  • つくばよりみちマップ

http://www.tsukuba-hojo.jp/pdf/yorimichi_map.pdf

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%B0%97%E5%9F%8E_(%E5%B8%B8%E9%99%B8%E5%9B%BD)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%BC%AA%E5%A1%94

http://otakeya.in.coocan.jp/info01/taketk.htm

 

 

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写真1 北条五輪塔の解説

 

 

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写真2 北条五輪塔