darktableのプリセットとスタイルファイル(1)

「『ワークフローをスピードアップする』darktableのキーボード ショートカット トップ 10」(2021/06/07)で、紹介した

「MEL365.com - Travel & Photography」に、darktableのプリセットの話がのっていました。

スタイルファイルは、要するに、履歴スタックの一部を保存して、再利用する方法です。

すでに、膨大な、スタイルファイルが登録されていますが、問題点は、登録されているスタイルファイルの90%以上(あるいはもっと多いかもしれません)は、表示参照ワークフローで、ベースカーブモジュールを使うことを前提としていることです。これは、シーン参照ワークフローでは使えません。この条件にあてまるスタイルファイルを排除してしまうと、使えるスタイルファイルは激減してしまいます。そもそも、現時点では、スタイルファイルが前提としているワークフローが表示されませんので、スタイルファイルを読み込んでみないと、ワークフローが確認できません。

ということで、ここのところ、スタイルファイルを使うことはあきらめていました。

さて、プリセットとは何かということになりますが、プリセットとは、1つのモジュールの中で使われるパラメータのプリセットをさすようです。この方法であれば、ワークフローに左右されず、使えるので便利そうです。

しかしながら、プリセットで、検索をかけても、ほとんどヒットしません。MEL365.comのサイトには、サンプル用のプリセットとスタイルファイルが公開されています。そこで、とりあえず、このプリセットを読み込んで動かしてみました。公開されているのは次の3種類です。

- 覆い焼きと焼き込み

- RGB カーブ プリセット パッケージ

URBAN スタイルのカラー バランス プリセット パッケージ

覆い焼きと焼きこみは、露光モジュールのプリセットです。

RGBカーブプリセットは、おそらく、トーンカーブモジュールのプリセットなので、シーン参照ワークフローでは使えません。

URBANスタイルのカラーバランスプリセットは、カラーバランスモジュールのプリセットと思われますが、スタイルファイルと併用する前提のこと、次のバージョンでは、カラーバランスは、廃止されてカラーバランスRGBになりますから、パスすることにします。

というわけで、覆い焼きと焼きこみのプリセットをダウンロードして、まずは解凍しました。

次に、これを登録します。

図1は、設定ープリセットー露光を開いたところです。ここで、左下のInputを選びます。

図2は、プリセットファイルを選択しているところです。

図3は、読み込んだプリセットファイルを確認していることろです。

これで、準備ができました。

図4は、露光モジュールで、プリセットを呼び出しているところです。

呼び出しは、モジュールの右にある横の三本線のアイコン(ハンバーガーアイコン)をクリックすると、プリセット一覧が出ますので、その中から選びます。

肝心の効果ですが、使えませんでした。

図5に、プリセットにマスクを示していますが、マスクがうまく働いていません。

このプリセットは、Lightroomのものを移植したといっていますが、製作者は、darktableをよく理解していないと思います。覆い焼きと焼きこみは、darktableのトーンイコライザーとフイルミックRGBで、理想的に再現できます。マスクを使いたいのであれば、トーンイコライザーのオブジェクトのコピーを作れば、さらに細かな設定ができます。覆い焼きと焼きこみについては、Lightroomは、darktableに全く歯が立たないはずです。

とはいえ、プリセットというノウハウを習得できましたので、機会を見て、使ってみたいと思います。

例えば、Stylefileの中で、使えるプリセットだけを切りはなせれば、ワークフローの問題で、今まで避けていた、Stylefileの中にお宝を見つけることが可能です。その点では、良いヒントをもらったと思います。

  

  • darktable presets and styles – How to import, create and use them [+free styles to download] MEL365.com

https://mel365.com/darktable-presets-and-styles/

 

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図1 設定ープリセットー露光

 

 

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図2 プリセットファイルの読み込み

 

 

 

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図3 読み込みの完了

 

 

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図4 露光モジュールでプリセットの利用

 

 

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図5 プリセットのマスク