ネットで調べたGoogleフォトの説明記事には、かなり、バイアスがかかっていることがわかりました。
iOSでのGoogleフォトの説明は、ほぼ、iPhoneに限られています。iPadの説明は少ないです。
iPhoneの場合には、電話回線を使っていますから、電話回線または、Wifiで常にネットワーク接続があります。
一方、筆者が使っているような、iPadのWifiモデルの場合、Wifi環境がない場合には、ネットワークに接続していません。この状態は、iPadの設計上は、例外的なモードになりますが、Yモバイルのようなモバイルルーターを持ち歩かなければ、ネットワークに接続していない状態が、かならず発生します。
そこで、今回は、Wifiがつながっていない状態(非Wifi)での、Googleフォトの使い方をメモしておきます。
当たり前ですが、ネットアプリであるGoogleフォトは、Wifiのない環境では、起動しません。
したがって、Googleフォトで、iPadのカメラを使うことはできません。
iPad自体は、ネットワーク接続がなくても、起動し、カメラで写真をとることができます。
iPadは、デフォルトの設定では、ネットワーク接続時には、カメラで撮影した写真は、iCloud写真に保存されます。
問題は、ネットワーク非接続時に、撮影した写真は、どこにあるかということです。
以下は、図で説明します。
図1は、Googleフォトで想定している使用法です。画像ファイルは、Googleドライブに保存することを前提にしていると思われます。
図2は、iPadのデフォルトの設定です。画像ファイルは、iCloud写真に保存することを想定していると思われます。もちろん、内臓ドライブに保存先を変更することは可能と思われますが、最近の機種では、iCloudを優先して使うように設定しているはずです。
問題は、次の図3です。ネットワーク接続がない場合には、画像ファイルは、内部ストレージに保存されます。
そして、図4のように、再度、ネットワーク接続が、できた時点で、内部ストレージから、iCloudにファイルがアップロードされます。この切り替えは、自動的におこなわれ、特に、テンポラリの内部ストレージを意識する必要はありません。
ネットワーク接続が、回復すれば、Googleフォトが使えます。
図5は、その状態を示しています。ここで、Googleフォトを立ち上げると、iPadでは、Googleドライブではなく、iCloud写真を対象に、Googleフォトが動きます。設定で、iCloud写真をGoogleドライブにも変更はできると思います。この辺りは、複数の機材で、Googleフォトを使う場合には、設定を合わせる必要があると思われます。
というわけで、ネットワーク接続のない場合にも、ネットワークを再接続して、画像のアップロードを待てば、Googleフォトを使うことができます。
考えてみれば当たり前なのですが、コンピュータの場合には、ひとつずつチェックすることが大切であると考えています。チェックすると、時々、勘違いが見つかることがあります。