コロナウィルスが再拡大しています。
1年前のことを思いおこすと、次の2つが切り札だったような気がします。
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ITを使った、感染拡大防止。(台湾の成功例を参考にする)
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ワクチンを接種する。
結局、1年経って、この2つは全く進んでいません。ワクチン接種は始まりましたが、先進国の中では、後ろの方に位置しています。
再び、感染拡大が、始めると、PCRの検査数を増やすこと、レストランの営業を自粛してくださいという1年前のセリフの繰り返しです。
1年経って、感覚がマヒしていますので、1年前は大変だった記憶がありますが、感染者数でみれば、現在の方が、1年前より多くなっています。
こうしてみると、日本は先進国とは、とても思えません。
OECDの統計は次のようになっています。
購買力平価でみた2019年の日本の一人当たりGDPは、43279ドルで、韓国の43039ドルとほぼ同じです。OECDの西欧諸国は全て日本より上で、下には東欧諸国しかありません。日本が36か国中21位、韓国が22位です。
労働生産性については、韓国が、24位の82,252ドル、日本は26位の81,183ドルで逆転しています。
実質労働生産性(1人当たり)の上昇率(2015~2019年)についていえば、日本は、37か国中35位で、-0.3%です。この値がマイナスの国は、ギリシア、日本、メキシコ、ルクセンブルクだけです。2019年のルクセンブルクの労働生産性は、第2位ですから、ルクセンブルクのマイナスは変動を拾った例外と思われます。
これからみると、日本は、ほぼ、先進国から脱落していることがわかります。
https://www.jpc-net.jp/research/list/comparison.html