写真1は、昨年の偕楽園の竹林のライトアップの写真です。カラーキャリブレーションでは、adaptationにLinearまたはCATを選び、その後で光源の種類を指定します。ここでは、LEDを選びました。
写真2は、写真1でLEDを指定したあとで、ピッカーを使っています。ここでは、Invalidになり、ピッカーは期待したような変換ができていません。このような場合には、
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エラーが出ているが、取りあえず、この設定をつかう。
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光源を再度設定し直して、ピッカーを使わずにスライダーをマニュアルで動かして調整する。
または、写真3、写真4、写真5の方法を使います。
写真3は、カメラの設定をつかう方法です。この方法は、カラーキャリブレーションを中止して、ホワイトバランスに戻り、ホワイトバランスで、カメラの設定を使う場合と同じ動作になります。
写真4は、画像の表面をつかう(detected from image surfaces)方法です。
写真5は、画像のエッジをつかう(detected from image edges)方法です。
竹の葉の色を見ると、写真1から写真5の中では、写真4の画像の表面をつかう方法がベストと思われます。
写真6は、LEDを指定したあとで、ピッカーを使っています。ここでは、Invalidになり、ピッカーは期待したような変換ができていません。このあと、画像の表面をつかう方法と、画像のエッジをつかう方法を試したのですが、うまくいきませんでした。
写真7は、カメラの設定をつかう方法です。これが、見た目に近いと思います。
結論としては、画像の表面をつかう方法と、画像のエッジをつかう方法は試して見る価値があります。しかし、どれもダメな時には、「エラーが出ているが、取りあえず、この設定をつかう」よりは、カメラの設定を使う方法の方が良さそうです。「光源を再度設定し直して、ピッカーを使わずにスライダーをマニュアルで動かして調整する」は、基本的に、ホワイトバランスの調整と同じになるので、好みに応じて使えばよいと思います。
思いおこしてみると、フィルミックRGBの前身のフィルミックモジュールも、出だしは、動作が不安定でした。カラーキャリブレーションも、出来たてのモジュールなので、今後、改善される可能性は大きいと思います。