アリスの茶屋とシナサワグルミの巨樹~つくば市とその周辺の風景写真案内(330)

アリスの茶屋とシナサワグルミの巨樹

梅の木通りから、梅園公園まで、遊歩道が続いています。梅のシーズンになったので、今回は、この遊歩道を紹介してから、後で、今年の梅園公園の梅を紹介するつもりです。とはいえ、この遊歩道には、名前がないので、タイトルのつけようがありません。この遊歩道に、シナサワグルミの木があります。この木を、調べたら、環境省の巨樹巨木林データベースに登録されていることがわかりました。木の大きさは、地上から130㎝のところの幹周を測って、サイズを割り出します。樹種によって例外はありますが、幹周300cmを超える巨樹が、データベースに登録されています。シナサワグルミの幹周は、341cmあり、巨樹に相当します。データベースに登録されているシナサワグルミは日本全国で3本だけで、他の2本は4mを超えていて、遊歩道のシナサワグルミは3番目です。データベースでは「位置の公表について」が「不明」だったのですが、遊歩道沿いの区画の住所が登録されていましたので、事実上の「位置の公表」になっていると判断して、紹介します。

実は、このシナサワグルミの木の周りにも、シナサワグルミの街路樹があります。確かに、データベースに登録された木は、他のシナサワグルミより、大きいですが、ちょっと大きい程度で、格段に大きいとは思われません。また、写真を撮ってみたのですが、絵になりにくかったので、遊歩道を挟んで、シナサワグルミの木と反対側にある喫茶店「アリスの茶屋」も紹介します。アリスの茶屋は英国式のティータイムの再現を目指した喫茶店です。営業日が少ないので、利用される場合には、注意してください。英国式のティータイムがお好きな固定客がいるようです。

写真1は、シナサワグルミの幹と、データベースの登録票です。ガムテープの登録票は、大樹には、ちょっと、かわいそうな感じです。

写真2は、シナサワグルミの木です。逆光写真になっています。反対側から撮影すればよいのですが、シナサワグルミの木の裏側には、土浦用水があって、迂回しないと反対側に出られないこと、仮に、反対側に出ても、そこは、個人の私有地の畑であることから、反対側から、撮影することを躊躇してしまいました。木の根本を左右に、遊歩道が走っています。右に見える植え込みは、アリスの茶屋のものです。

写真3は、シナサワグルミとアリスの茶屋を並べて撮影したアングルです。考えてみたら、主題が2つという写真は、通常はありえませんので、どちらかをメインに、残りをサブにすべきだったかもしれません。アリスの茶屋の看板は、半円形のアーチの下にある正方形の板で、写真3には、2枚あります。2枚入れたかったので、このアングルにしましたが、看板の文字は読めません。これでは、2枚入れた効果はなかったように思われます。文字が読めないのは、カメラマンの腕の問題だけではなく、看板自体がつつましやかな文字で書かれていることも原因です。これも、この喫茶店のコンセプトのように思われます。

写真4は、梅の木通りと梅園公園の中央辺りの遊歩道です。梅の木は、この辺りにもあります。右側が土浦用水です。車止めの石には、梅のマークがほられています。この車止めは、緑色の部分には、かかっていないので、小型の車はこの遊歩道に入ることができます。実際に、遊歩道内に、停止している車を見かけたこともあります。梅の木通りから、梅園公園に続く、この遊歩道の車道と交差するところには、全て、車止めが設置されています。車が入れる車止めは、ここと、車道を挟んで、ここの反対側の2点だけです。通り抜けができなければよいという設計かもしれません。その場合は、車止めには、侵入防止の機能はなく、通り抜けできないというサイン機能だけを持っていることになります。

写真2と写真3は、不満足な出来栄えになりました。シナサワグルミの木は、つくば市内にあるので、撮影しなおすことも可能です。よりよい写真が撮れたら、また、掲載したいと思います。

 

  • 巨樹巨木林データベース 環境省

https://kyoju.biodic.go.jp/

 

 

 

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写真1 シナサワグルミ

 

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写真2 シナサワグルミ

 

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写真3 アリスの茶屋とシナサワグルミ

 

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写真4 遊歩道と梅の木