極上の焼き芋の焼き方(70)

焼き芋羊羹と焼き芋の話(2)

  • トロ箱保温方法の検討

アルミホイル加熱の事例に入る前に、トロ箱保温方法について説明しておきます。

最初に断っておきますが、この用法は、真空調理器や保温調理器の代替です。この方法の長所と欠点は以下です。真空調理器や保温調理器をお持ちの方は、それも使ってみてください。

  • 機材が安価です。

  • 真空保温調理器以外は、温水中に食材を保温しますが、この方法は、温水が不要ですので、調理が簡単です。

  • 食材の大きさと量に柔軟に対応できます。

  • 欠点は、本格的な真空調理機や保温調理器より温度が下がりやすいことです。

まず、トロ箱(発泡スチロールの箱)を準備します。トロ箱は、スーパーなどで、ただで配布しています。ただし、さなかの匂いがついたものは、匂いが焼き芋に移るので、避けるべきです。ただではありませんが、100円ショップやDIYのお店でも売っています。

次に、使い古しで構わないので、タオルを準備します。タオルには、サツマイモの糖蜜が付くことがあるので、上等なものはすすめません。

保温の方法は次です。

  • アルミホイルで包まれた加熱されたサツマイモを火傷をしないようにミトンで取り出します。

  • サツマイモををアルミホイルのまま、タオルで包みます。(写真1)

  • 包んだタオルのまま、トロ箱にうつして、保温します。(写真2,このあと蓋をします)

効果は、1時間くらいまではありそうです。ただ、1時間を超えても別に問題はないので、面倒な時は、時間きっかりに取り出さずに、そのまま放っておいてもよいです。

なお、焼き芋の焼き具合は、アルミホイルに包んだままでもある程度はわかります。サツマイモに火が通るとサツマイモが柔らかくなって、しなるようになります。60分の加熱では、Mサイズのサツマイモは、しなるようになるまでは火はとおりません。

次回は、焼き方の説明をします。

 

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写真1 アルミホイルで包んだ焼き芋(60分加熱)をタオルにとったところ

 

 

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写真2 タオルにくるんだ焼き芋をトロ箱にいれたところ

 

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