ロビンソン・クルーソー二世の物語(資本主義の未来)

ロビンソン・クルーソー二世ののったクルーザーが嵐で漂流して、マス・ア・ティエラ島にたどりついた。

乗員は、ロビンソンとITロボットのフライデー二世の2名である。

島は、G5のインターネットで外界につながっている。

島の周辺では、第5世代のコロナウイルスが蔓延しているため、域外との交通は遮断されている。

フライデー二世は、まず、クルーザーにあった部品を活用して、メタロボット(ロボットを作るためのロボット)とクルーザーにあった太陽光発電装置を島に移設する。

時間は、かかったが、フライデー二世のおかげで、ロビンソン・クルーソー二世は、格段の労働をせず食べていくことができるようになる。

ITロボットのおかげで、労働とは無縁になった。

島では、メタロボットによって作られた複数の種類のロボットが分業して、生産活動をになっている。

パン屋さんロボット、肉屋さんロボット、大工さんロボットもいて、昔の人間世界で必要なものやサービスはロボットが提供してくれる。

島では、貨幣は不要である。

島に、人間は、ロビンソン・クルーソー二世一人しかいないが、フライデー二世は機転が利くので、冗談をいったり、インターネットの好みの映画を選んで推薦してくれるので、退屈することはない。

ロビンソン・クルーソー二世はふと思う。

昔の人は、貨幣を使っていたそうだ。労働者を搾取して、お金を巻きあげていたらしい。時々、労働者は反発して、革命をおこしたらしい。どうして、そんなに、面倒なことをしていたんだろう。