ひたち野リフレ(1)(牛久市)~つくば市とその周辺の風景写真案内(281)

ひたち野リフレ(1)(牛久市

ひたち野リフレは、ひたち野うしく駅の駅ビルとして、駅とセットで建設されています。設計は、妹島和世です。女性の建築家です。ひたち野リフレについては、設計者の妹島和世が、設計時の話を書いています。内容の一部は、ここでも参考にしていますが、URLをのせます。設計者の意図とその後の社会変化で、建築のおかれる立ち位置が変化する状態を考えあわせるうえで、非常に興味深い内容です。

その設計時点では


「ひたち野リフレ・ひたち野うしく駅駅前利便施設」で、プログラムは普通のテナントビルです。二階だけデッキが入り込んでくるパブリックな場所で、ATMやバスのチケット売り場、小さな喫茶店が入ります。


とありますので、2階の一部以外は、テナントが入ることを想定しています。

しかし、ひたち野リフレは、テナントが埋まらなくなり、2010(平成22)年4月に牛久市の施設としてリニューアルされ、1階は郵便局、保育所、図書カウンター、市役所出張所に、2階と3階が催事場、4階が貸会議室になります。

実は、この駅ビルの写真は、きれいに撮影できなかったので、頭を悩ませていました。画像編集をしても全くうまくいきません。同時に撮影したひたち野うしく駅舎もあまり良い出来ではなかったので、これは天候が曇りのためだろうと考えていました。それでも、駅舎は、丁寧に編集をすれば、画像がある程度は改善するのですが、ひたち野リフレは全くダメなのです。

その理由は、ファザードがガラスルーバーに覆われているためであることがわかりました。

この建物は、昼間は、壁一面に空を映し出します。そして、逆に強い光が当たる朝と夜は、完全に透けて、ガラスのピースが消え、構造のフレームが浮かび上がるようです。ガラスルーパーが若干曇っているような気がしますが、いずれにしても、今回の撮影は、失格であったことがわかります。ですから、今回は、「ひたち野リフレ(1)」として、再度、撮影にチャレンジしたいと思います。

写真1は、ひたち野うしく駅から見た、ひたち野リフレです。写真のように、この建物は、コンコースで駅に直結しています。

写真2は、写真1よりアップのアングルで、右に、もう1本のコンコースが見えます。

 

  • 自作について 妹島 和世

https://www.tozai-as.or.jp/mytech/98/98_sejima08.html

http://www.city.ushiku.lg.jp/page/dir001090.html

 

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写真1 ひたち野リフレ

 

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写真2 ひたち野リフレ