フォース橋(スコットランド)~つくば市とその周辺の風景写真案内(258)

フォース橋(スコットランド

ずいぶん、前にとった写真ですが、気分転換に入れてみました。

日本では、橋の設計者の名前が残ることはないですが、スコットランドでは、設計者の名前が残っています。

wikiを参考して紹介します。


フォース橋(フォースきょう、Forth Bridge)は、イギリス・スコットランドエディンバラ近郊のフォース湾に架かる全長2530 mのカンチレバートラス橋の鉄道橋です。2015年の第39回世界遺産委員会で世界遺産リストに登録されています。

1879年に、当時世界一長い橋であったテイ橋が崩壊する事故が起こります。スコットランドのテイ湾に架かるテイ橋はトーマス・バウチによって設計されます。テイ橋は1878年に開通した長さ約3 kmのトラス橋で、バウチはこの功績でナイトの称号を与えられます。テイ橋は完成した翌年の1879年に強風で崩壊、運悪く通過中の列車がテイ湾に落ち、75名の死亡者を出します。バウチ卿はフォース橋の設計も担当していましたが責任を問われ、フォース橋の建設は基礎工事に取りかかったところで中止になります。パウチ卿は失意のうちに死去します。

フォース橋は、ジョン・ファウラーとベンジャミン・ベイカーによって設計され、1890年に竣工します。

支間(フォース橋の場合は2つのカンチレバーの中心間)の距離は521mで、カナダに同じくカンチレバー橋であるケベック橋が完成するまで世界一の長さでした。3つあるカンチレバーの高さは104m。長さは415m。桁橋の長さは106mで、満潮時の海面からの桁下高さは46mです。

専属の塗装工が端から塗装を行っていって全部を終えるのに3年かかり、その頃にはまた最初の方は塗装が必要になるという状況であることから、いつまでたっても終わらないことを例えて「フォース橋にペンキを塗る」 "Painting the Forth bridge" という言い回しがあります。


写真を撮った時は、ペンキの塗り替え工事をしていました。130年前の橋ですが、ともかく、丈夫に作ったので、現在も使えるようです。支間距離が521mは最大級で、これより長くなるとつり橋になるようです。

 

 

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写真1 フォース橋(鉄道橋)

 

  • フォース橋 wiki

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A9%8B

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A4%E6%A9%8B