極上の焼き芋の焼き方(55)

170度で追加加熱の可能性(3)

今回で3回目の追試になるので、そろそろ終わりにしたいと思っていました。

当初の予定は、アルミホイル袋入りで、170度60分と170度90分を比較する予定でした。

これは、最初にアルミホイルを袋状にして、紅天使を2つ入れます。

170度60分加熱します。ここで、焼き芋を1つ取り出します。

残りのサツマイモはさらに、170度30分追加加熱します。

こうすれば、170度60分加熱の焼き芋と170度90分加熱の焼き芋が1つずつできるので、比較すれば、30分の追加加熱の効果がわかることになるはずです。

問題は、60分経過したところで起こりました。サツマイモがまだ、硬いのです。60分で火が完全に通っていません。アルミホイル袋は使いまわしをしているので、次第に、表面にしわができてきています。おそらく、この影響で、同じ170度60分でも、温度が十分上がらなかったと思われます。

参考までに温度を記します。そのままは、実験の外で、ポテトかいつかの安売りの処分品なので、食味の比較はできませんが、ともかく、60分で普通に火が通っていました。アルミホイル袋の場合、サツマイモの皮の温度は、袋を上げると急速に下がってしまうため、正確な計測はできていません。()はサツマイモの(皮の温度/中央の温度)です。注目すべきは、()の中の2番目の焼き芋の中央の温度です。今回は90度に達していませんでした。

そこで、計画を変更して、サツマイモを2つとも90分加熱することにしました。

今回 アルミホイル袋:0分(13度/)、60分(94度/86度)、90分(86度/93度)

今回 そのまま:0分(13度/)、60分(94度/91度)

第2回 アルミホイル袋:0分(10度/)、50分(102度/89度)、90分(107度/94度)

第1回 アルミホイル袋:0分(13度/)、60分(82度/91度)、90分(86度/91度)

写真1が2つとも170度90分加熱した紅天使の様子です。

写真2が、焼き芋の断面です。かろうじて、透明にやっとなったレベルで、ぎりぎり合格にするか否かのレベルです。

ともかく、90度を超してある程度時間をおかないとよい焼き芋にならないように思われます。

 

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写真1 焼き芋の様子

 

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写真2 焼き芋の断面