表示参照ワークフロー(2)
今回は、ダイナミックレンジの大きな画像をトーンカーブで調整してみます。
トーンカーブ
写真1がベースカーブを適用した後で、トーンカーブモジュールを立ち上げた状態です。デフォルトのトーンカーブは、図のように、右上がりのy=x直線になっています。トーンカーブモジュールはマウスを使ってこの直線の形を変えることで、変換関数を作ります。
トーンカーブの形は、大まかにいえば、下に凸(写真2)、上に凸(写真3)、S字型(写真4)、逆S字型(写真5)の4種類です。写真を見れば、わかるように、今回の画像に適しているのは、上に凸(写真3)と逆S字型(写真5)です。
今回の写真は、空があかるく、池の周りが暗いので、明るい空を押さえて、暗い池の周りを持ち上げるのが基本です。これには、逆S字型(写真5)が適しているので、逆S字型で曲線の形を微調整します。
次に、写真6でヒストグラムが右にくっつくように、露光をあげて完成です。
トーンカーブの方が、基本調整モジュールや、シャドウとハイライトモジュールよりも調整の自由度は高いですが、微調整は難しいです。