東大通り(ひがしおおどおり)のトウカエデの木
東大通りで一番多い街路樹は図1でわかるように、トウカエデです。トウカエデは写真1と写真2のように、赤い紅葉になります。
写真1を見ると、左側のトウカエデの木は、2本ずつペアになっています。これは、図2の3・8方式と呼ばれる植樹の方法です。当初は、3mに隣接して、木を植えることで、根が絡んで、木が安定すると考えられていたようです。しかし、現在では、その効果は少なく、隣接する木との間が3mでは、成長阻害が起こることがわかっています。
このため、図3に見るように、ペアの木は、小さい方を間引いて、1本立てにするよていです。したがって、東大通りのトウカエデの並木は、近い将来、木の数が半分になることがきまっています。隣の木との間隔が8mのところでも、隣の木とは葉が接しているので、木の数が半分になっても、途切れない並木の景観になると思われますが、幾分、梳いた感じになると思われます。現在の景観を楽しめるのは、あと数年と思われます。