電気屋さんにいってオーブンを買おうとすると、まず、問題になるのが、電子レンジとのセットの問題と、サイズの選択の問題です。
電子レンジとのセットの問題
電気屋さんにいくと、ガスオーブンはともかく、電気オーブンでは、単体の製品はすくなく、電子レンジとのセットが普通です。単体の電気オーブンは、オーブントースターであったり、コンベックスオーブンであったりします。価格は1万円未満です。3年ほど前まで、コンベックスオーブンを使っていましたが、機能的には十分満足できるものでした。コンベックスオーブンで、レシピ通りに焼き芋を焼いたところ美味しくできました。一方、現在使っているオーブンレンジは、コンベックスオーブンの10倍近い価格がしましたが、レシピ通りの焼き芋は、コンベックスオーブンに完敗でした。このことが、焼き芋の実験を始めた動機の一つになっています。調理器具は高いものを使えば、美味しくできるとは限らないのです。
現在、コンベックスオーブンを使っていない理由は次になります。
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キッチンのスペースが限られているので、複数台のオーブンはおけない。
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コンベックスオーブンのサイズが小さいため、鍋を入れた加熱ができない。
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温度設定の最低値が100度でコンフィができない。
オーブンレンジを使っている人が多い理由は1.と思われます。
サイズの問題
3.は最初は、プロ用のオーブンでしかできないのかと思っていましたが、調べると、若干の設定が可能な機種があります。とはいっても、パンの発酵を思う通りに行うほどの自由度はありません。このあたりも、メーカーが手を抜いているところで何とかして欲しいです。現在使っているオーブンレンジは、80度と90度しかえらべません。また、オーブンレンジは、もともとが電子レンジの派生製品であったためか、オーブン機能は改善されたとは言え、かなり貧弱です。
問題は2.です。YouTubeで英語の料理の番組をみていると、フライパンや鍋をそのままオーブンにいれます。つまり、必要とする大きさの鍋が入るサイズが必須条件になります。これは、西洋料理を調理する上では必須の条件と考えています。なお、オーブンで使える鍋やフライパンも必須の道具にはなってしまいます。
ちなみに、アメリカでは、鍋の入らないような、小さなオーブンが使われることはまず、ありません。その理由はわかるでしょうか。実は、アメリカでは、オーブンのサイズは七面鳥のサイズで決まります。オーブンで調理する最大の食材は七面鳥なので、これが入るオーブンでないとクリスマス料理ができないことになってしまいます。
注1:
現在のオーブンでは、料理の再現性は不完全です。予熱ありで使えば、再現性がありますが、余熱無しでは、加熱時間は、気温、湿度、大気圧の関数になります。マニュアルには書いてないので、確信はありませんが、9割方、普通のオーブンレンジでは、補正がなされていないと思います。この点を補正したオーブンレンジを出して欲しいです。