かげぼうし公園
桜地区にある、みずたまり公園、陽の見公園、かげぼうし公園、かくれんぼ公園の4つの兄弟公園のひとつです。このシリーズでは、かげぼうし公園が最後になります。
写真1が標識のある入り口です。
写真2と3は公園内から、入り口のゲートを見た風景です。かくれんぼ公園と同じようにコンクリートの桝が多用されて、スペースをつぶしています。しかも、桝の高さはこちらの方が高いです。
写真3は写真2の柱の上のオブジェの部分を拡大したものです。コイルバネや壊れた機械部品のようなオブジェです。現代美術にはありがちなデザインですが、これを美しいと思う人は少ないと思います。拡大したので、写真の手振れがばれてしまっています。
公園の施設で小学生以下の一番人気は、普通は砂場です。砂場の何がよいかというと、イマジネーションにまかせて、砂は何にでもなるので、何度来ても飽きるということがありません。砂場に比べて、滑り台やブランコの人気がないのは、単一の使い方しかできないので飽きてしまうからです。
小学校の高学年くらいの一番に人気は芝生広場です。これも、持ち込むボールや遊戯で、多様に使えるからです。公園のデザインをする人に、本当にイマジネーションがあれば、どうすれば、多様な使い方ができるかを考えているはずと思います。
かげぼうし公園は、設計者のイマジネーションの貧困を反映していると思います。