極上の焼き芋の焼き方(26)

グリル皿の活用

ピザストーンで遠赤外線で加熱できることは分かったのですが、サツマイモをくるむ素材に問題があることがわかりました。また、サツマイモを完全に密封すると、水分が多めになります。この状態では、紫色の皮の部分も食べられるくらい柔らかくなります。

さて、遠赤外線を使う場合で、次のことはまだ整理できていません。

  • アルミホイルを敷く、あるいは、袋にすることで、トレイや、ピザストーンの遠赤外線がどの程度さえぎられるのか。

  • 遠赤外線の出る量は、トレイ、ピザストーン、アルミホイルでどのくらい違いうのか。

とりあえず、仮説としては、「遠赤外線の量は温度と質量の関数、アルミホイルは、遠赤外線を殆ど遮断する」と考えています。

ピザストーンのうえに直接サツマイモをおくと、サツマイモから蜜が出たりします。また、熱風が遮られないので、サツマイモが乾燥してしまいます。

そこで、「蜜がたれても問題がない、熱風が直接当たりにくい」条件として、グリル皿にサツマイモをのせて、170度90分加熱してみました。

写真1が出来上がりです。サツマイモがグリル皿より、大きすぎてそのままでは、はいらなかったので、端を切り落としました。この端の部分は乾燥しすぎて硬くなり、食べられませんでした。

写真2が焼き芋の断面です。芋は、甘くて良く焼けていますが、水分が飛びすぎて、端の部分は少し硬くなています。

結論は以下です。

  • グリル皿を使うと、ピザストーンほどではないが、グリル皿が温まって、遠赤外線を出す効果はあると思われる。

  • グリル皿では、熱風が直接当たらず、サツマイモが乾燥しすぎる問題を解消する効果はほとんどない。

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写真1 グリル皿の紅はるか

 

 

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写真2 焼き芋(紅はるか)の断面