Wes Andersonを探して(3)

ホワイトバランス

最初に断っておきますが、今回は失敗です。しかも、解決法はまだわかりません。

今回は、基本中の基本のホワイトバランスで何ができるかを試してみようと考えました。

ホワイトバランスは、モジュールの中では、特殊です。

第1に、ホワイトバランスは、RAW現像では、必ず使います。

第2に、ホワイトバランスモジュールは、写真1に見るように、インスタンスの複製(モジュールの複製)がつくれません。

第3にホワイトバランスモジュールではマスクはつかえません。

ホワイトバランスモジュールの基本は色温度の変更です。色温度の変更では、温かい系のオレンジ色は表現できますが、ピンク色は難しいです。

しかし、RGBのスライダー特に赤(R)と青(B)のスライダーを使うと、写真2のようにピンク色を作ることができます。

ここまでは、想定範囲です。

問題は次です。一度使ったモジュールをキャンセルしてやり直すには、ひとつ前の履歴に戻って作業すれば、それまから先の履歴は重ね書きされて消えます。

例えば、写真3の履歴で、最後のホワイトバランスをやり直すには、通常は、ホワイトバランスの1つ前のモジュール(ここではフィルミックRGB)にアクティブな履歴を写します。次に、ホワイトバランスモジュールを開いてパラメータを設定すれば、フィルミックRGB以降のそれまでの履歴は重ね書きされて消えるはずです。

しかし、現実には、古い履歴は消えずに、スタックにホワイトバランスが積みあがっていきます。

darktableを再起動しても、ダメでした。

というわけで、今回はここまでです。

 

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写真1 ホワイトバランス

 

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写真2 ピンク色

 

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写真3 履歴