極上の焼き芋の焼き方(24)

ピザストーンの活用

注意


以下の方法は、シリコン紙の使い方が次の2点で正しくないため、火災になる可能性がありますので、マネをしないでください

  • 加熱時間が20分を越えている

  • つつみ焼きをしている

解決法は、今後検討します。

基本的には、焼き芋にシリコン紙はつかってはいけないようです。

 


 

 

 

前回のアルミホイルを使った焼き芋から、次のことが推察されます。

オーブンの熱風をサツマイモにあてて加熱するよりも、遠赤外線の加熱の方がよい。

アルミホイルを使った加熱の場合は、アルミホイルが発熱体になっているはずです。一方、オーブンのトレイも高い温度になって遠赤外線を出しているはずです。しかし、オーブンの設計者は、トレイの加熱を目的に設計しているのではなく、トレイに乗せた食品に加熱することも目的に設計しているはずです。それから、加熱したトレイから遠赤外線が出ても、多くの部分は、アルミホイルでブロックされていると思われます。

つまり、アルミホイルを使った加熱は、石焼き芋の加熱とは加熱の構造が異なります。そこで、石焼き芋に近い条件の再現を試みました。

今回使う、オーブンレンジには、ピザストーンはついていません。しかし、以前買った、そして、故障して破棄したコンベックスオーブンにはピザストーンがついていたので、手もとにピザストーンがあります。そこで、今回は、このピザストーンを石焼き芋の石の代わりに使ってみました。石焼き芋の場合には、石の上に洗ったサツマイモをそのまま並べます。しかし、オーブンでは、熱風が吹いて、サツマイモが乾燥してしまいます。そこで、シリコン紙でくるんで焼きました。

写真1がピザストーンの上に、シリコン紙でくるんだ紅はるかをのせて焼いた結果です。170度で90分の加熱です。

写真2が、焼きあがったあとで、シリコン紙を開いたところです。焼き芋の周辺に蜜がついています。

写真3が焼き芋をきったところです。しっとりして甘いです。水分が全く飛んでいないので、ちょっと形を崩すとドロドロのジャム状になります。

ピザストーンは効果がありそうです。シリコン紙でくるむと、今までの方法とは逆に、石焼き芋に比べて、水分が残りすぎになります。また、170度でしたが、焦げ目はほとんどありませんでした。もう少し、水分を飛ばした方が良いと感じましたが、水分の量は好みの問題でもあるので、一般的な、答えはないかもしれません。

 

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写真1 ピザストーンの上の焼き芋

 

 

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写真2 シリコン紙の中の状態

 

 

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写真3 焼き芋の断面