ジヤパニーズ・スイート・ポテト編
今回は文献調査の報告です。リリエンベルグさんのスイートポテトは、焼き芋の皮の部分を残して裏ごしし、卵黄、砂糖、生クリーム、牛乳、バターを加えたサツマイモのマッシュを、くりぬいた皮に、詰め込んで、再度、オーブンで焼きます。リリエンベルグさんはウィーンのお菓子の伝統に従っているようです。こうした2度焼芋は「Twice-Baked Sweet Potatoes」という名前で検索するとポピュラーなレシピのようです。
一方、サツマイモの皮の部分を使わないで、パイシートの上に、おばぎのように、マッシュしたスイートポテトを並べて、卵黄を付けて焼くデザートは、一般的ではないようで、「Japanese Sweet Potato」という名前のレシピになっているのを見つけました。なので、日本では、ポピュラーなスイートポテトは、日本製の洋菓子ではないかと思われます。
もちろん、Sweet Potatoでは検索できないので、検索の見落としがあるかもしれません。
また、パイやタルトにスイートポテトを入れて焼くお菓子は、広く普及しています。
皮のないスイートポテトは今のところ見つかっていませんので、名前を付けるなら、ジャパニーズ・スイート・ポテトが正しいのではないかと考えています。
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23年変わらない味「リリエンベルグのスイートポテト」
https://dancyu.jp/recipe/2019_00001315.html