darktableでモジュールの使い方を説明してきましたが、本来は、モジュールありきではなく、作りたい画像のイメージが先にあって、それに合わせて、モジュールを取捨選択すべきです。
そこで、今回は、モジュールを出さずに、画像の作り方の例を示します。
写真1が寄居サービスエリアのレストランです。この写真をみて、どうするか考えてみてください。
なお、このSAは「つくば市とその周辺の風景写真案内」にも使っています。その記事は、今後記載の予定ですが、使っている写真は、写真1のパース補正する前の写真です。今回のように、凝った加工はしていません。
写真2は、全体の色合いを強くしました。また、建物の後ろの緑がくすんでいたので、明るい緑に変えてみました。ただし、こうすると、写真の焦点がぼやけてしまう気がしました。
そこで、写真3では、中心は建物にあるとして、背景の緑は抑えたままで、建物が浮かび上がる様にしました。
ただ、この状態ですと、手前のラベンダーが余りに埋没してしまいます。
写真4ではラベンダーの紫が引き立つようにしました。黄色と紫色は補色ですので、強めに引き立つ配色になりました。