船入澗防波堤(函館)
船入澗(ふないりま)波堤は、函館にある古い防波堤です。
全国漁港漁場協会の解説を引用します。
全国漁港漁場協会
函館漁港には、明治29年に近代土木の父として有名な廣井勇博士が監督技師として着工した石積防波堤が現存している。この防波堤は、博士が建設した防波堤として有名な小樽港の国内初の本格的外洋防波堤(北防波堤)より1年早く着工したもので、北海道で最初の近代港湾施設といわれている。明治32年に完成し、100年以上経過した現在でも防波堤として機能している現役の港湾構造物で、学術的にも貴重な財産である。なお、この防波堤は、平成16年に土木学会選奨土木遺産に認定されている。
なお、この解説では、石積防波堤となっていますが、一部に最初期の港湾コンクリートが使われています。
正面に見える山が印象的ですが、鏡山330mと思われます。
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函館漁港船入澗(ふないりま)防波堤 全国漁港漁場協会
https://www.gyokou.or.jp/100sen/pdf/01hokkaido/017.pdf