アップルバターという食品があります。米国や英国でポピュラーな食品で、リンゴを甘く煮詰めたものです。ジャムに似ていますが、砂糖の量が少なく、そのまま食べることを前提としています。アップル以外でも同じような食品が作れて、総称してフルーツバターと呼ばれています。
注意して欲しいのは、アップルバターには、バターは入っていないということです。
ところが、日本のスーパーやお土産屋さんで売っているアップルバターにはバターが入っています。リンゴのレシピ本のアップルバターにもバターを入れるように書いてあります。
実は一度だけ、バターの入っていない本当のアップルバターをスーパーでかったことがあります。要冷蔵でした。でも、本物のアップルバターに出会ったのは、この1回だけです。
自家消費なら別ですが、商品として販売する場合には、その程度のレシピ調査をしてしかるべきと思うのですが、どうしてこうなるのか、理由がわかりません。