きりぎりすの日本人

前回は、GoToトラベルの出口戦略の話をしましたが、実は、出口戦略がある事例を見つける方が難しいのが実態です。「ありときりぎりす」の寓話は、夏の間に、冬の出口戦略を講じておかないと、冬になったら生きていけないという事例です。

出口戦略のない事例には

  • 金利政策

  • 少子化対策(人口問題)

  • 消費税と景気浮揚

  • コロナ対策

  • などなど。。。

数え切れません。これらの問題の共通点は、税金を使わない(少子化対策など)、税金を使う(コロナ対策など)公的支出に関する課題であることです。

高齢化、少子化に伴い日本の産業には冬の時代が来ることは必須です。夏の間に、冬に備えるべきであるのに、ここ20年間出口戦略を無視してきて、現在も続いています。

太平洋戦争は、出口戦略のない戦いで、膨大な犠牲を出しました。死者の多くは、ロジスティックの不備よる餓死または病死でした。

恐らく、そのような惨状が繰りかえされることは必須と思われます。