9月第３週の東京都の感染者数のまとめ～コロナウィルスのデータサイエンス（１４０）

９月第３週も終わるので、今週の9月18日までの感染者データをまとめておきます。

なお、Google Transitは指標にならなくなったのでデータを更新していません。

図１に見るように、感染者数は反転、経路不明感染者数は横ばいです。ただし、17，18日は感染者数は若干戻っています。

17日に東京都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議が開かれましたが、この戻し値の前であったため、感染者数が再び増加という評価になっています。

検査数は4000人以上をキープ、陽性率は3%台の前半なので、このデータからは、感染者数が急増するとは思われません。

図２に東京都の陽性者数と陽性率を示しますが、共に９月４日を底に反転しています。感染者数は、ここ3日は減少に転じていますが、陽性率は上がり続けています。

以上から考えて、１週間単位で見れば、次の１週間の間に、感染者数が急増することはないと思われます。

ただし、陽性率が上がり続けているので、どこかで手を打つべきかもしれません。

別の話として、純粋に経済学的に考えて、評価関数Jを、

J=コロナ拡大に伴うダメージ＋経済自粛によるダメージ

とおいて、Jを最小化することがコロナ対策の正解になります。そろそろ、評価指標を作成する時期に来ているとも思われます。