今回は3回目で、ダークルームの前半です。露光モジュールの3.2の引用の部分は、そもそも、3.2との対応が理解できなったので、削除しています。
5 ダークルーム darkroom
ソフトウェアの作業場で、写真を現像します。
5.1 履歴 history
まず、前述のように、画像の変更はRAW(またはJpeg)ファイルではなく、xmpファイルに書き込まれます。したがって、画像を損ねることなしにテスト、試行、およびロールバック(作業の巻き戻し、やり直し)を行うことができます。 行った作業を取り消す方法が複数あります。 直前のちょっとした作業の取り消しは、ショートカットctrl + zで元に戻せます。 変更が1つのモジュールにのみに関連する場合には、関連するモジュールの横棒三本の左にある丸いアイコンをクリックしてリセットできます(図7)。 変更がさらに多い場合には、左側の履歴を操作します。履歴を使えば現像の初期段階にも戻ることができます。 再開したいステップを選択すると、圧縮する(compress history stack)と後続の変更が削除されます。オリジナルを選択した場合、すべての現像処理が取り消されます(図11)。
5.2 ホワイトバランス white balance
ホワイトバランスは必須モジュールで、カメラが間違ったホワイトバランスを作成した場合に、それを修正できます。 最も簡単な方法は、スポットメーターを選択し、写真の白または灰色の領域を選択することです。 この選択は、白またはグレーの選択された領域を定義するためにマウスを押しながら写真をクリックすることによって行われます。 写真を拡大すると、この測定をより簡単に行うことができます(図12)。
5.3 クロップと回転 crop and rotate
このモジュールは、画像を水平にするのに役立ちます。 このための回転スライダーがあります。 別の方法は、存在するオブジェクトに応じて、画像に水平線または垂直線を描画することです。 これは、マウスで原点を右クリックし、線の2番目の点が決定されて描画されるまで押し続けることにより実行されます。 回転は、このパラメーターに従って自動的に行われます。 これは、このモジュールをロールアップする(閉じる)と結果が示されます。 選択すると、モジュールが自動的にトリミングを処理します(図13)。 トリミングでは、不要なオブジェクトを削除したり、主要な被写体を強調したりすることで、視聴者の視界の焦点をオブジェクトに合わせることができます。最終的な画像のアスペクトを選択し、マウスを使用して領域を決定するだけです。 モジュールをロールアップ(閉じる)するとと結果が示されます。 (図13)。
5.4 露光 exposure
このモジュールは、露光を増やすか、減らして主な主題の中間調を正しく表現させます。露光が増えるとスライダーは右に移動します(図14)。環境設定で、シーン参照ワークフロー(RGBワークフロー)が選択されている場合、このモジュールは基本的な補正(+1/2 EV)でアクティブになります。
色評価条件の右下にあるボタン(電球のアイコン、図15)を使用して、以下を評価します。
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中程度の灰色の領域がある画像の全体的な明るさ
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白い輪郭とのコントラスト
注:電球アイコンは、写真の周囲を白とグレーにすることで、画像の露光の判断を適正にするもののようです。(図15補足)この操作では、パラメータの値は変化しません。
第3回はここまでです。
第4回に後半の5.5から5.8を紹介します。