フィルミックRGBの白飛び補正機能の実例

今まで、花の色飽和の例で、フィルミックRGBの利用の説明をしてきました。ここでは、RAWの白飛びの例の説明を追加します。なお、v.3.0には、赤色は色飽和しやすいバグがあったようです。v.3.2では、問題はありませんが、v.3.0をお使いの方は、注意して下さい。以下の操作が、再現できないこともありえます。

写真1が望遠レンズで撮影した夕日です。トリミングしてあります。夕日の丸い形がわかるまで、拡大できたのは、望遠レンズの威力ですが、夕日の上半分がピンク色に変色しています。これは、カメラの問題と思われます。この画像は、フィルミックRGBモジュールで変換しています。

写真2では、RAWの白飛びチェッカーを起動しています。青と赤が飽和しています。つまり、緑のデータしかありません。

写真3は、フイルミックRGBモジュールの復元サブメニューです。ここで、閾値(Threshold)を下げます。ここでは、-2.83EVまで下げています。

写真4は復元結果です。写真1に比べると、かなり改善されています。

まとめ

フィルミックRGBの復元モジュールは、簡単にRAWの飛んだ部分を補うことができます。ただし、閾値が小さい場合には、効果がないこともありますので、その点に注意が必要です。

 

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写真1 サンプル画像

 

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写真2 RAWの白飛び

 

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写真3 復元サブメニュー

 

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写真4 復元結果