データを準備する
アルバムの試作をする前に、データを準備します。
今回は、試作品なので、最少のサイズである4ページを考えます。クリスマスカードのようなイメージです。
構成は、表紙とデータが3ページ裏表紙はなしです。
写真は次の4枚を準備してみました。
画像の解像度
表紙 4134x2325
P2 3859x2757
P3 4954x3705
P4 5190x3874
文字は、表紙はタイトルだけで、写真の説明は無しです。表紙は無地や模様を使う方法もありますが、今回は写真とします。
P2、P3、P4には説明の文字が入るとします。
画像はまとめて、imageという名前のフォルダに入れておきます。
フォトアルバムを試す
パワーポイントには、フォトアルバムという機能があるので、参考までに、最初にこの機能をためしてみます。
この機能は、写真をパワーポイントに自動的に配置して、表紙を付けてくれる機能のようです。
写真1が実施した結果です。自動的に表紙が付けられると同時に、各スライドに、写真が1枚ずつ張り付けられます。しかし、これでは、DTPの代わりにはなりません。
レイアウトを考える
写真と文章が準備出来たら、レイアウトを考えます。
準備した写真が横長であったので、ここでは、横長のレイアウトをとります。標準的なサイズであるA4の縦向きを考えます。
DTPソフトの場合には、のりしろを考えたレイアウトにすることがあります。例えばA4であれば、A3用紙に出力して2つ折りにすれば、のりしろができます。これが可能な条件は印刷は縦長の場合だけです。
もう一つは両面印刷機能を使うか否かの選択があります。
パワーポイントは、スライド単位なので、見開きの概念はないようです。ですから、見開き印刷をするのであれば、マニュアルで、スライドを半分ずつ作成する必要があります。
両面印刷機能については、写真品質の印刷用紙では、両面は使えないので、片面で考えることになります。
なお、見開きでないPDFから、あとで見開きPDFを作成できるソフトもあります。
基本的なレイアウトは、上半分が写真、下半分が文字とします。
写真2が、画像を挿入して、テキストボックスにテキストを張り付けたところです。
画像は、スライドの幅に自動的に合わせたサイズで、挿入されます。
テキストボックスは、テキストが下にはみ出したこと、右が開いていることからここでは2段組にします。
写真3が2段組みにした結果です。
写真4は、テキストを加工し、フォントを変えた最終原稿です。
写真3では、2段組にしたのですが、その他の文章は改行までが長く、2段組に合わなかったので、1段組に戻しています。
写真5がエキスポート機能をつかってPDFを作成したところです。写真の周辺に余白はありません。
まとめると、パワーポイントを使って、簡単に、PDFのアルバムが作れることがわかりました。のこされた問題点は、PDFの印刷だけです。市販のPDF編集ソフトでこの問題点は解消できます。
フリーのPDF編集ソフトについては、これから、あたってみたいと思います。