アルバムを作る(2)

データを準備する

アルバムの試作をする前に、データを準備します。

今回は、試作品なので、最少のサイズである4ページを考えます。クリスマスカードのようなイメージです。

構成は、表紙とデータが3ページ裏表紙はなしです。

写真は次の4枚を準備してみました。

画像の解像度 

表紙 4134x2325

P2 3859x2757

P3 4954x3705

P4 5190x3874

文字は、表紙はタイトルだけで、写真の説明は無しです。表紙は無地や模様を使う方法もありますが、今回は写真とします。

P2、P3、P4には説明の文字が入るとします。

画像はまとめて、imageという名前のフォルダに入れておきます。

 

フォトアルバムを試す

パワーポイントには、フォトアルバムという機能があるので、参考までに、最初にこの機能をためしてみます。

この機能は、写真をパワーポイントに自動的に配置して、表紙を付けてくれる機能のようです。

写真1が実施した結果です。自動的に表紙が付けられると同時に、各スライドに、写真が1枚ずつ張り付けられます。しかし、これでは、DTPの代わりにはなりません。

 

レイアウトを考える

写真と文章が準備出来たら、レイアウトを考えます。

準備した写真が横長であったので、ここでは、横長のレイアウトをとります。標準的なサイズであるA4の縦向きを考えます。

DTPソフトの場合には、のりしろを考えたレイアウトにすることがあります。例えばA4であれば、A3用紙に出力して2つ折りにすれば、のりしろができます。これが可能な条件は印刷は縦長の場合だけです。

もう一つは両面印刷機能を使うか否かの選択があります。

パワーポイントは、スライド単位なので、見開きの概念はないようです。ですから、見開き印刷をするのであれば、マニュアルで、スライドを半分ずつ作成する必要があります。

両面印刷機能については、写真品質の印刷用紙では、両面は使えないので、片面で考えることになります。

なお、見開きでないPDFから、あとで見開きPDFを作成できるソフトもあります。

基本的なレイアウトは、上半分が写真、下半分が文字とします。

写真2が、画像を挿入して、テキストボックスにテキストを張り付けたところです。

画像は、スライドの幅に自動的に合わせたサイズで、挿入されます。

テキストボックスは、テキストが下にはみ出したこと、右が開いていることからここでは2段組にします。

写真3が2段組みにした結果です。

写真4は、テキストを加工し、フォントを変えた最終原稿です。

写真3では、2段組にしたのですが、その他の文章は改行までが長く、2段組に合わなかったので、1段組に戻しています。

写真5がエキスポート機能をつかってPDFを作成したところです。写真の周辺に余白はありません。

まとめると、パワーポイントを使って、簡単に、PDFのアルバムが作れることがわかりました。のこされた問題点は、PDFの印刷だけです。市販のPDF編集ソフトでこの問題点は解消できます。

フリーのPDF編集ソフトについては、これから、あたってみたいと思います。

 

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写真1 フォトアルバム

 

 

 

 

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写真2 段組み

 

 

 

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写真3 段組み

 

 

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写真4 完成品

 

 

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写真5 PDFへエキスポート