ペデストリアンデッキは「広場と横断歩道橋の両機能を併せ持ち、建物と接続して建設された、歩行者の通行専用の高架建築物」(wiki)なので、高架になっていない場合は、遊歩道と呼ぶべきと思われます。
つくば市内の旧開発地区は、公園と公園は、公園通りという名称の遊歩道で結ばれています。
幹線道路とクロスする場合には、大型の歩道橋が作られるので、その周辺は高架になります。しかし、それ以外の場合には、高架ではない遊歩道になっています。同じ公園通りで、高架の部分をペデストリアンデッキとよび、そうでない部分を遊歩道とよぶのも紛らわしいので、つくば市内では、一般には、高架の部分が含まれている遊歩道は全体として、ペデストリアンデッキと呼んでいることが多いと思われます。
一方、幹線道路がない場合には、旧開発地区では公園と公園は遊歩道で結ばれています。
今回は、吾妻公園から、中央公園に向かい遊歩道を歩いてみます。
写真1は吾妻公園を出たところの遊歩道です。遊歩道とはいえ、幅は3m以上あり、自動車でも一方通行であれば通れる幅です。
写真2は、その先です。木がうっそうとしているので、開けた景観ではありませんが、日中でも日陰が多いです。
写真3は遊歩道の出口で、左奥にセンタービルが、手前に、アルス会館が見えます。
写真4は、中央公園に入ってすぐに見える像です。
写真5は像のプレートです。「樹の精にとまる知の神」という名前の像であること、1985年の科学万博を記念して建てられたことがわかります。都心区域実行委員会には、「桜村、住宅都市整備公団、筑波新都市開発、桜村商工会、ACCS、筑波第一ホテル、西武百貨店、ジャスコ、ダイエー、常陽銀行、関東銀行」が名前をつらねています。
2020年までには、35年の月日が流れました。このうち、同じ組織が続いているのは、ACCS(ケーブルテレビ)と常陽銀行の2つだけです。組織が改変になったものを新(旧)で書くと、つくば市(桜村)、筑波都市整備株式会社(筑波新都市開発)都市再生機構(住宅都市整備公団)、つくば市商工会(桜村商工会)、つくば銀行(関東銀行)になります。つくばセンタービルに入っているホテルは、当時の「筑波第一ホテル」から、「オークラフロンティアホテルつくば」を経て、現在は「ホテル日航つくば」に経営が入れ替わっています。小売り系の「西武百貨店、ジャスコ、ダイエー」は全て撤退しました。