今回は、イベント広場より上流側を紹介します。
写真1は最上流の噴水です。意匠では、上流からか下流に水が流れていくようにイメージされていますが、実際には、水路は繋がっていません。
写真2は噴水の次にくる落差付き水路です。落差を入れて勾配感を出すことで、源流に近いイメージを表現しています。
写真3はミニ噴水のオブジェです。下流側にも同じようなオブジェがありますが、ここ上流側が球形のオブジェをつかい、下流側では、立方体のオブジェを使うことで、繰り返し効果とともに変化を付けています。
写真4は、写真3と同じオブジェを下流側から見たところです。写真の右側には、木の周りに生垣があります。刈り込んだ生垣は西洋庭園では、よく見られますが、日本の庭では少ないです。また、日本では、維持管理に手間がかかる問題があります。かつらぎロードでは、刈り込んだ生垣が、写真1にも見られますが、限定的に使うことで、管理費をあまり上げずに、印象的な効果を出しています。
写真5と写真6は順に、イベント広場の方に戻りながら、上流側を見たアングルです。写真4,5,6と順にみていただくとわかりますが、移動に伴い景観が変化していくように設計されています。これは、日本の回遊式提案にアイデアです。
写真7,8,9は写真7と同じデータで、LUT3Dを変えて、色合いを変えたものです。
自治体などの公園紹介のWEBに掲載されている写真は、単に、公園が写っているだけというレベルが余りに多いです。