消えゆくもの~つくば市とその周辺の風景写真案内(54)

つくば市北条:北条新田火の見櫓

つくば新聞のサイトをみていたら、市内には、火の見櫓が、かなりの数残っていることがわかりました。

研究学園都市を建設する時に、幹線道路がつくられ、それまであった旧道は交通の中心から外れました。

旧道沿いにも民家がありますので、古くからのお宅に訪問するには、旧道を使うわけですが、移動の中心はもっぱら、新道です。火の見櫓は基本は旧道沿いにあるので、普段は目にすることがないのです。既に撤去された火の見櫓もありますが、80%くらいはまだ残っている感じでした。しかし、このご時世ですから、スマホやドローンがあれば、火の見櫓は不要なので、火の見櫓は順次撤去されていくでしょう。火の見櫓は消えゆくものです。写真をとる人間にとっては、消えゆくものを残したいという願望もあります。しかしながら、火の見櫓のデザインには、魅力がありません。基本全て同じ形状のようです。まあ、1,2カ所、撮影すれば終わりかなと思いました。それから、先日撮った桜の写真を見ていたら、北条大池の写真に火の見櫓が写っていることに気づきました。

写真1が北条新田火の見櫓です。これは、筑波支団第2分団 北条(字横町 字新町 字北条新田)に属するようですが、分団の建物は、火の見櫓とは別のところにあります。

写真は、かなり、トリミングしたので、画質が劣化していますが、火の見櫓のイメージはつかめると思います。

あまり絵にならないのです。

 

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写真1 北条新田火の見櫓

つくば新聞

http://www.tsukubapress.com/public.html